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2019.10.14

「蜷の綿」を観る

Nina

さいたま芸術劇場 大ホール

当初観る予定はなかったのですが、歌舞伎座が公演中止になって
しまったので、急遽チケットを確保し、オーブから移動しました。
「JCS」開演が1時間繰り下げになったので間に合うか微妙で
しかも埼京線の運転状況も心配でしたが、なんとかギリギリ。

蜷川さんの伝記(書いていた時は半生だったかもしれませんが結局
一生になってしまいました)を藤田さんが戯曲にし、確か、当初は
蜷川さんと藤田さんがそれぞれ演出しての全国ツアー予定でしたが
蜷川さん体調悪化で延期(中止)になっていたのを、今回追悼とし
井上尊晶さんが演出でのリーディング公演でした。

舞台は客席内下手に仮花道を設け、緞帳がわりの半分透けるスクリーンに
松羽目を映し、明らかに能舞台を意識。
恐らく夢幻能を狙っていたのでしょうが、対話するのが壮年の蜷川
さんと(演じるのは内田くん。ちょっと「古畑」入ってましたが
似すぎ(笑))、若い蜷川くん(演じるのは堅田くん)で、両方生きて
ないので、正確には夢幻能とは言えないですけどね。

あとはネクストとゴールドのメンバーが家族、同級生、仲間など
あらゆる役を演じながら、「真情~」や「リチャード二世」などの
再現や、「ムサシ」「冬物語」の音楽、「カリギュラ」や「カフカ」
「ハムレット」のセット写真などがふんだんに使われた(それを
メモするだけで大忙し)、全くまさに「何回忌法要」(笑)のよう
でした

しかし、役とはいえ、「ゆきちゃん」だの、呼び捨てで「蜷川」とか、
特にネクストのメンバーはやりにくくなかったでしょうか(笑)

しかし、ラスト前に、花道から車椅子に乗って、晩年の蜷川さんの
扮装で出てきた内田くん、後頭部からが似すぎて(途中で脱ぎ捨てて
いたので、多分被るマスクになっていたう)、あとはちょっと涙が
止まらなくなって、非常に危なかったです。

アフタートークで、井上さんから「稽古出禁」と言われてこの初日に
初めて観たと言う藤田さんが、「9割は蜷川さんが言ったまま」と
言っていたので、現代人劇場への思い入れとか、「凝視すること」
とか、「俺は世界た、世界は俺だ」とか、色々腹落ちする事がたくさん
ありました

藤田さんは作/演出両方兼ねる方なので、いつもは書きながら演出が
湧くし、前提で書くが、他人に演出だけ任せると言うのが初めてで
「そうくるか」と感じたところがいくつもあったそうです。

同名の書籍が初日前日に発売になって、戯曲そのもの、約10時間の
インタビュー全文とか載っているそうです。


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