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2019.11.05

スーパー歌舞伎Ⅱ「オグリ」(猿之助さんバージョン)を観る

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新橋演舞場
10月分はチケット取りに失敗し、見づらい席でしたが、今月分は発売日に
チケットを押さえたおかげで、正面からやっと洋くんを見切れずに
見(改めて結構前回視野から消えていた)、原田保さんらしい照明も
全体をしっかり堪能できました

1回見ているので、ストーリーに頭を使わずに済みましたが、結局
小栗党員の若手役者が誰が誰かが判らないまま終わりました(笑)

勿論、最大の違いは小栗が猿之助さんだった事ですが、主役らしさは
出るし、テーマがより明確になりましたが(説教臭さも増した(笑))
若きカリスマリーダーっぽさとか、背の高い梅枝さんとのバランスは
隼人くんの方がややすんなり来たかも。

何より、猿之助さん、呼吸器どこか不調なのか、単なる癖なのか
判りませんが、折角の良いセリフが一息で行かず、ブツブツ切れて
息をしてから叫ぶ感じになるのが気になりました
タメてタメているからかも知れませんが、あそこまで息を吸って言って、
吸って言って、だと、聞く方がちょっと疲れました

隼人くんの遊行上人は、衣装がデニム地っぽくて爽やか。
修行20年のベテランに見えないのが難でしたが、やはりあのビジュ
アルは坊さんでもイケメンが隠せませんでした(笑)

閻魔の尋問が勧進帖風だったり、立回りに「蘭平物狂」が入ったり
ツケ(上下(カミシモ)同時もあり)など耳が痛くなる位の勢いで
迫力満点でしたが、本水立回り、あれ一応「火の池地獄」?(笑)
いくら盛り上がるとは言え、冷静に考えたら、熱関係メインの地獄で
水関係は何の見立てだったのか最早不明(笑)

さて。
お目当ての洋くんは、まず化粧がよくなりました
元からセリフは安定されてますし、ギリシャ悲劇からシェイクスピア、
清水邦夫に井上ひさしにまで、古今東西、蜷川さんに鍛えれておられるし、
そもそも蜷川さん芝居が歌舞伎にも影響を受けているので、雰囲気に
さえ慣れれば、現代劇と歌舞伎の中間くらいのスーパー歌舞伎には
違和感ないだろうと思っていましたが、その通りで、前回以上に安心
して見られました。

見得とか殺陣とか、まあハードルはいくつもありますが、ともあれ
久しぶりにたっぷり洋くんの舞台が見られて良かったです

ラストの「歓喜の舞」は、もう一息、でしたね
そもそもリストバンドの宣伝映像が場内で流れた時から、客席から
「買わなくては!」ではなく、苦笑も出ていて、「ワンピース」の
タンバリンのようには盛り上がっていなかったですし(観客の年齢層が
ちょっと高いせいもある)、あれだけ煽った割には、意外にあっさり
終わってしまいましたし。
リストバンドの使い方のレクチャーでテンションが下がるのも勿体
無く、再会の感動のまま、レビュー(笑)に突入しても良かったも。

そう言えば、小萩(照手)が勤務先の近江屋に、有休休暇(笑)の
申請をする時に「おいとま」が欲しいと言い、長殿が「3日いとまを
やる」と言ったのですが、私には「いとま」は離婚とかで「おいとま
頂きます」とか(今は言わないか)、「長のお暇」とか、戻って来ない
前提で去るイメージがあったので、小萩が「いとま」と言ったので、
退職して介護に専念するのか、と思ってしまいました(笑)
ま、最近は「凪のお暇」のおかげで、「暇」が小休止、と言うイメージ
でも違和感はちょっと薄れてはいますが。

因みにパンフレットはご自身のインタビューはなかったですが、
役者一人に一人、コメントが付いていて、例えば猿之助さんは福山
さん、隼人くんは「大富豪~」共演の石井さん、右近くんは当然
大泉さん。
洋くんは、嬉しいことに「クレシダ」演出の森さんがコメント書かれて
いて、洋くんが元の役だけでなく、もう一役演じた裏話を書いて
くださっていました
また、森さん作品にも出て欲しいです。

そう言えば歌舞伎同様、舞台写真があったのですが、あったのは
歌舞伎役者さん分だけでした。
残念。

ともあれ2回目も意外にちゃんと楽しめて良かったです

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