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2019.12.31

「ジョン王」ビジュアル

メイン三人のビジュアルが発表されましたが、メイン以外のキャストは
いつになったら発表されるのでしょうか?

ラスト「終わり~」のスケジュールから逆算したのか、小栗くん
スケジュールからか、次の「ヘンリー八世」から間隔がないのも異例。

ひょっとしてメイン以外は「ヘン八」メンバーそのまま「ジョン」に
流れ込むのが、AUNの役者さん多いし、稽古タイミングも一番無理が
ないかも知れませんが、蜷川さんの時のような、キャストの意外性が
少なくなりましたね。

何より、本気なら、鋼太郎さんは演出に専念した方が、と思いますが。

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「いだてん」総集編を見ると、構想の凄さが改めて判る。

たいていエッセンス繋ぎ会わせになりがちな総集編ですが、今回は
オープニングに途中に登場したキャラクターが出てきたり、「紀行」の
インタビューが入ったり、かなり後半に登場した星野さん役の演説の
「オリンピック、オリンピック」部分とか入って、また、前半しか
見ていませんが、再編集を逆手に取ってより面白くなっている気が
します。

初回の冒頭にさりげなく「浅草/芝」の案内板が出ていたり、
治五郎先生の四三へのストップウオッチの見せ方が、今にして思えば
田畑の見せ方と完全に同じだったり、改めて宮藤さんの構想力の凄さを
感じました

総集編で面白くなったとすれば、毎回の演出時点で脚本の凄さに
その時は及ばなかったと言う事かも。

総集編をチャプターを割って、「更に詳しく」ボタンをクリック
したら、詳細の毎回分が見られる、みたいなオンデマンドの方法が
実現したら、総集編がガイドラインになって、もっと全体の流れと
詳細の関係が分かって面白くなりそう。

改めて初回から再放送を見たら、ラストを分かる分、もっと楽しめる気がします

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2019.12.30

東急プラザ屋上の「シブニワ」からの眺めは感慨深い

Shibuya1Shibuya2Shibuya3Shibuya4

スクエアの上の展望台は話題になりましたが、見える範囲は半分ですが
東急プラザ屋上にも「シブニワ」と言う屋外展望スペースができて
います
恐らく年始は混みそうですが、行った時はそれほどでもなかった
ので、買い物ついでに上がってみました

南カラフルな西側は建物に遮られて見えませんが、北のスクランブル
交差点から東のヒカリエ、新しくできた2ビルに、間からは東京タワーや
スカイツリーも見えます

特にヒカリエの足元の東急東横店は来年春には閉店、直に解体される
ので、恐らく期間限定の眺め。
子どもの頃から渋谷と言えば東横で買い物してきた人間としては
感慨深いものがあります

たまたま日暮れに行ったので、建物の形も見え、照明もついていた
ので個人的にはベストでした。

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渋谷東急東横から伊東屋が3月で退店、移転なし!

渋谷の新陳代謝が止まりません

ストリームに続いてプラザ(フクラス)、スクエアとオープンしま
したが、一方で来年3月で地下食品店街除いて閉店する東横店内の
店舗については、とにかく行きつけが多いので、今後の移転、
代替先を、今からチェックしています
既にヒカリエなど渋谷の東急系列に移転した(する)のが分かった
ところが多いなか、銀座線降車口にあって最大便利だった文具の
伊東屋さんが、なんと渋谷内での移転なし退店とのこと。

文具やカード、手帳類は今後は渋谷では、本店やハンズ、ロフト
までいかないとダメ、とはかなりショックです。

東急は今回の再開発について「大人の渋谷復権」とか言ってる
らしいですが、出来るビル出来るビル、似たようなテナント入れて
そもそも、書店が少なすぎて不便極まりない渋谷から、さらにさっと
寄れる文房具屋までなくなるなんて、何を以て「大人」なんだか(苦笑)

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2019.12.28

「東京リボーン」第3集 輸送革命

ナレーションがこれまでの松之丞さんから香川さんに変わっいました
松之丞さん最近テレビでもすっかりメジャーになられましたしね

「2」の東京の巨大地下迷宮の話はかなり面白かったですが、今回は
ちょっと内容が薄かった感じがして、途中でチャンネルを変えてしまい
ましたが、とにかく気になったのが、音楽

一箇所、物凄く耳覚えがある音楽学校流れて、
多分「007~スカイ
フォール」の、多分「New Digs」あたり。

録画してなかったので検証できないので、再放送あったら絶対録画
して確認したいところです。

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「穴八幡」のお詣り

Anahachiman

これで年内の神社仏閣系年中行事お詣りはおしまいです。

こちらに伺うと、私には、いよいよ年の瀬です

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新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」を観る

MakuInfo_0001

新橋演舞場
「ナウシカ」がジブリ作品でもファンが多いことは疎い私でも
知っていましたが、それがまさかの舞台化、それもまさかの歌舞伎、
それも映画のはるか先を行く、漫画全7巻を7幕で、しかもまさかの
昼夜通し、だけでも十分話題性抜群でしたが、初日明けそうそうに
ナウシカ嬢が負傷。

やはり無理があったのかもとなぁと思っていたら、何と休演は当日
夜の部だけで、まさかの翌日から演出変更しながら公演再開
本当にびっくりしました。(まあ、新作は代役立てられない…)

因みにロビーに演出を変更して上演します、のお詫び文が掲げら
れていましたが、そもそも新作なのだし、もう半月変更した演出で
やっているのを観客も分かっているので、掲出し続けなくても
良いのでは、と思いましたが、座頭の矜侍かも知れません

さて。
こちらはジブリ苦手でずっと来ていて、発表時点で見ていたのは
萬斎さんが声をなさると言うのにつられて見た「風立ちぬ」のみ
でしたので、正直、歌舞伎版観るか迷ったものの、七之助くんが
出るなら、とチケットとった次第で、流石にこのままではマズいと
アニメをレンタルして鑑賞。

しかし、あの情報量で全体の7分の1くらいと知り愕然。
結局どういう世界観の話か僅かに分かっただけで、マンガに手をつけるに
至らないまま、無謀に観劇に突入しました。

しかも日程の都合で、昼夜を同じ日に一気見する無謀(2)でしたが
結論から言えば、それはそれで良かった気はしました

1日一気見は、観客側の勝手ですが、新国立の「ヘンリー六世」や
さいたまの「コーストオブユートピア」同様、役者さんと1日
同じ劇場で過ごした!見届けた!と言う妙な達成感が生まれますし
今回については、更にあの特殊過ぎる世界観は、浸かりっ放しの方が
一度現実に戻ってリセットしてしまうより、良い意味で勢いに
呑まれ続けられ、集中できた感覚がしました

劇場には定式幕のほかに、ストーリーの説明にもなっているタぺス
トリー幕がありましたが、非常に良くできていて、休憩に撮影する
人が多かったです。
(ゴブラン織りとか、カーペットのような感じが、なかなか味わい
深かったです)

また、特に夜の部は、原作漫画持参して、休憩時間にチェックする
方々も結構いらしたのも、珍しい光景でした。

まあしかし。
まずは単なる今流行の「2.5次元化」に陥らない本格的?「歌舞伎
化」っぷり。
流石は音羽屋さん
播磨屋、中村屋との混成チームの意地と本気が出ました。

まず幕開けに口上で内容説明。
昼は所謂、口上の扮装の右近くんが、夜の部は、道化の装束の種之助
くん。
どちらも非常に上手かったです。

この口上での事前説明は「伊達の十役」「お染の七役」とかで
やりますし、クライマックスの「連獅子」は言うまでもなく、クロ
トアのセリフは「白浪五人男/浜松屋」の弁天、ミラルパは「車引」の
時平、「子」オーマを犠牲にするナウシカ「母」は、「寺子屋」
「陣屋」など、歌舞伎お馴染みの設定やセリフが出てきてニヤリ。
特に亀蔵さんの弁天セリフなんてレア中のレアですし。
また、ラスボスとも言える、墓の王の声を吉右衛門さんがなさって
いて、お婿さんに一肌脱いだのか~と感慨深かったです。

因みに、王蟲の声が中車さんこと「カマキリ先生」香川さんと言う
のは、「虫愛ずる君」としても譲れない、これ以上ない適役でした

まあ案の定、細かい世界観や論理は途中でかなりわからなくてなって
しまいましたが(笑)、とにかく凄いクオリティの大道具、胞子や
海中の雰囲気を紗幕に投影したプロジェクションマッピング、一方
アナログ感満載のガンシップ、そして本来ならもっと見せ場になった
筈の、ナウシカのメーヴェ宙乗り。

見た日はそれでも昼の部ラストにナウシカ嬢、水平に身体を保っての
「飛行」を見せていましたが、一瞬左手だけで支えていて、見て
いるこっちが大丈夫かとヒヤリ、でした。

もうちょっと見せ場があったと思われるナウシカの代わりに恰好
良さ炸裂させたのが、七之助くんクシャナ。
え~っと、クシャナ殿下、正直恰好良すぎです(笑)
舞台写真買いました(笑)

七之助くんは、「桜の森~」の夜長姫や、「マハーバーラタ」の
鶴妖朶王女など、最近の新作歌舞伎での、異形のヒロインっぷり、
そのハマりぶりがお見事です。
多分「コクーン」などで様々なチャレンジを続けてきた勘三郎
さんの薫陶を受けているので、多少な事には動じないし、アイデアも
出していらっしゃるのでしょう。
今回も、女形としての殺陣あり、クロトアと、才気換発なやりとり
あり、父ヴ王との確執など、古典歌舞伎にない設定など、変化球
飛びまくっているのをものともせず、でした。
その父、ヴ王は歌六さん。ラストの「もどり」が泣けましたね~

若手も大活躍。
前述、種之助くんはセリフ上手いし、動きも自在。
右近/歌昇/巳之助の、まだ古典ではまだ大役になかなか恵まれ
ないですが、それぞれ潜在能力を見せてくれました。

更に特筆すべきは我らが(笑)芝のぶさん!
最初、ちょっとだけ、ナウシカの回想の中の母親役で登場したので
(姿も声も岩下志麻さんの若い頃そっくり!)セリフの役はこれ
だけ?と思っていたら、何と大詰直前に「庭の主」と言う、ナウ
シカを惑わせる役で再登場。
母親と思わせるところがあって、二役だった事が生き、声も表情も
自由自在で(芝のぶさんの低音もレア中のレア!)、これは多分、
宝塚男役さんにもできない、歌舞伎役者さんでなければ出せない、
性別、年齢、更には人霊を超越したミラクルでした。
どうやら菊之助さんからの直接のオファだったようですが、芝のぶさん、
間違いなく期待に応えていらしたと思います。
流石です。
(「満開の桜~」でも活躍されてましたしね)

ラストの未来を皆が信じる姿については、そこまで多分原作は楽天
的ではないだろうとは思いますが、それにしても、こんな難解な
設定を作り、漫画に仕立てた宮崎駿さんはやはり凄いですね

逆に観てからなら、難解さも少しは和らぐかもしれませんし、原作
ではどんなキャラクターか確認してみたい気はしますが、それでも
判らない自信?もちょっとあります(笑)

ともあれ今年の観劇はこれで見納め。
今年は「エリザベート」祭で、上半期総括しないまま下半期に突入
したので、せめて年間総括は年内にやりたいです。

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2019.12.23

「タージマハルの衛兵」を観て、シアタートークを聞く

三回目観劇は平日昼のシアタートーク日。

これまで2回は、バーブルの「仕事」が彼の精神的バランスに与えた
負荷についてとか、主にバーブルについて思いを巡らせていましたが
この回、見ていて心に押し寄せてきたのは、「4万」は「仕事」と
割りきれ、と強がったフマユーンの、父親に強いられた「2」に
ついて、でした。

牢に入ってきた時点で、かなり堅い表情をし、泣きながらもフマは
命令された通りに「仕事」を遂行してしまいますが、それに至る
までにあった筈のフマの葛藤や躊躇、バーブルに対する申し訳なさ
とかが、殆ど見えなかったのは、ちょっとドライ過ぎる気がしました。

また、おそらく「4万」の時でさえ、一時的に目が見えなくなった
フマにとって、その時以上の負荷がかかった筈の「2」でなら、
フマの心象風景的には世界中が真っ赤に染まるくらい血みどろを
見せられても納得できたし、それこそ全身硬直するくらいの衝撃が
フマには押し寄せた筈が、血の表現も全くなく、単に走り去って
しまうだけなのは、戯曲でそうであっても、唯一無二の「バーイー」
(友達)に対してそれだけ?と感じてしまいました。

一方、全く不条理で、それが降りかかっているフマが気の毒でなら
ないのは、父親に従い、自分を押し殺して意に反してバーブルを
罰した筈なのに、結局、彼はハーレムの衛兵にはなれないまま、
10年後もやはり、野外で(「外出禁止令が発せられている」と言って
いるし、鳥の鳴き声や羽音におののいている)同じ制服で多分変わら
ない地位のまま警備に立っている事でした。

フマは自分を殺してバーブルを罰してさえ、報われる事なく、連帯
責任を取らされたのかもしれないし、その後、父親に初めて逆らい
自分を罰する意味で敢えて出世しない道を選んだのかも知れません。

真面目なフマは、「冗談、ちょっと言ってみただけ」と言う「バー
イー」の「国王を殺す」と言う言葉を真に受けたばっかりに、と
自分を許せなかっただろうし、嫌いな父親に逆らえない自分、父親に
対するコンプレックスに悩まされのでしょう。

「4万」を成し遂げて出世が約束されたと喜ぶフマに、「こんな
理不尽な命令を下す社会で出世して嬉しいの?」と聞く、ぶれない
バーブルにセリフは、現代の組織に属する私たちにも通じるものが
あって心に突き刺さりましたし、恐らくフマはどうしてもバーブルに
勝てないと言う尊敬と敗北感に苛まれた事でしょう。

ラストでフマは「その前」を思い起こしていて、あの時点に戻れ
たらと思っていますが、バーブル自身はその後どうなったのかも、
気になります。
「2万人」については、バーブルは直後「これからも彼らに会うよ」と
言っているので、可能性はどちらも考えられますが、生きている
方が、フマには辛いかも知れません

生理的衝撃に慣れたからか、様々な事を考えた3回目でしたが、
やはり視覚的衝撃はリアルに見せない方が、心理的なアプローチが
より深まった気はしました

トークは当日のチケットを持っていないトークのみ希望の方も
沢山来場して満席に。
しかし着席誘導に時間掛かりすぎ。

司会の中井さんに紹介されて、翻訳の小田島創志さん(通称・三代目)、
キャストの成河くんと亀田さん、最後に演出の小川さん登場。
小川さんは登場するなり、まず、亀田さんが紀伊國屋演劇賞の個人
賞を取られた事を発表され、舞台上でご本人、成河くんと3人で
肩を組んで喜んでいました。

かなり長期間のテキレジ、翻訳チェックを兼ねた本読みの成果も
ですが、やはりプレビューから稽古を挟んでの本公演のプロセスが
スタッフ/キャストには印象的だったようで、ラストのフマユーンの
衣装は私も気がついていましたが、一場はその後と、二人の立つ
位置が少し前だったのには気がつきませんでした。
逆に途中、フマユーンが身体を洗うのが2回から1回に減ったり、
フマユーンがバープルに服を着せるやり方が少し変わった事は
気づいてましたが。

↓に書いたように文学座先輩方が身体を張った「モジョミキボー」と
比べると、微妙に頭でっかちになった部分はあったのと、トークで
成河くんが「もっと日数があって試せていたら」と言っていた、
亀田フマユーン、成河バーブルバージョンも、「モジョ~」の様に
数年後に再演で見てみたいですね

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「いだてん」最終回前に「大河ドラマで探る明智光秀」をやったあからさまなNHK(笑)

「秀吉」の時の光秀役の村上弘明さん、「麒麟~」出演の門田麦
さん、東大の本郷先生をゲストに、公開収録されたらしい、「大河
ドラマで探る明智光秀」がオンエアされました。

勿論、完全に来年大河「麒麟がくる」の事前番宣の一環で、懐かしや
私の中での光秀の原点、「国盗り物語」の近藤正臣さん光秀を
見られたのが何よりでした。

しかし、「秀吉」映像は40分近く流しながら、「麒麟~」予告編は
麦ちゃん映像ちょっとだけと言うのは、「濃ちゃん」ショックの
影響でしょう

そう言えば「麒麟~」は動画予告編でなく、キャスト一人一人
オフィシャルビジュアルが公開されるのも、今までにないパターン
ですが、苦肉の策、か。

丁度、新・濃ちゃんビジュアルが発表になりましたが、それより
従来のパブリックイメージと当たり前ながら随分違う「染谷信長」が
なかなか斬新です

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2019.12.20

「モジョミキボー」を観る

シアタートラム
「モジョミキ」と言えば下北のoffoffの記憶が強くて、今回も危うく
下北沢に行こうとして、チケットがオレンジ色だったので、あ、
トラムだったと気がつきました
自分でチケット買っておきながら思い込みとは怖い(苦笑)

そして、「アイランド」も素晴らしかったのに、一年に2回も、
お二人のユニット、イマシバシノアヤウサ芝居を拝見できるなんて
贅沢です。

そう言えば、「タージマハル」に続いてまたも河合先生を客席に
お見かけしました
日程それぞれある程度あるのに全く不思議。

さて、トラムですって簡単に書きましたが、何しろ70分間、二人が
何役もしながら、ひたすら動きひたすら喋り倒す芝居。
トラムも広い方ではないですが、offoffに比べると格段な広がり
ぶりで、お二人にかかる負担は(しかも当然前回より少し人生ベテ
ランになられている)かなり増した筈。
それでいて、それなのに、あのブランコとか、あり得ないバー
ジョンアップを遂げていて、役者さんの体力とチャレンジ精神
すごすぎです

OffOffで観た時は、目の前で繰り広げられる身体性、素早い一人
多役の切り替えぶりだけに目を奪われていましたが、舞台が広く
なった事で、その他の情報も、また、身体性以外にも目がいき、
時代や当時の社会的背景、二人の宗教的背景など、ラストに繋がる
様々な事柄が一緒に見えてきて、深みと苦味が増した気がします

しかし、それにしても、浅野さんと石橋さんです。
大人と子ども、男性と女性だけでなく、性格の違いまで、瞬時に
僅か50センチ程動く間に切り替え、別人に見えるのも凄いし、揃って
舞台正面に向かって、走ってくる時の遅れかたとか、ちょっと
「仮装大賞」っぽいながら(笑)、素晴らしかったです

別項予定ですが、同じ日の昼、たまたま「タージマハル」を拝見
してました。
本当に偶然、日程だけで決めた結果ですが、何故か揃って男子の
二人芝居、しかも仔犬のようにじゃれあっていたのが、ある事件を
引き金に、呆気なく違う道に別れていく、と言う内容も共通。
さらに合計4人のキャストのうち、3人が文学座の中核メンバー。
体力的には先輩二人組の方が後輩二人組よりきつそうでしたが(笑)
演出のスタンス、初演と再演の違いなども含めて、舞台ならではの
二人芝居の醍醐味をしみじみ堪能しました。

そう言えば浅野さんと成河くんてちょっと似ているかも。

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2019.12.19

「十二月大歌舞伎」(昼の部)A/B(児太郎くん阿古屋バージョン)を観る

Akoya

今月の歌舞伎座昼はAとBの2プロ、しかもBは「阿古屋」が児太郎/
梅枝Wキャストのため、都合3バージョン。

3人「阿古屋」は去年12月が児太郎/梅枝デビュー戦で、丁度
丸1年での定点観測的再演。
去年は玉三郎さん回数が多かったのが、今年は3人でほぼ3等分。
去年は玉三郎さんのみ拝見しましたが、今年は玉三郎さんバージョン
+初めて児太郎くんバージョンを観ました

まず中車さんの「たぬき」
何故かずっと「らくだ」と思い込んでいて、なんか違うと思いながら
途中まで見てました(笑)
中車さん、歌舞伎役者の中で浮かなくなりましたね
もう7年になるそうで、赤ちゃんが小学生に上がる年だけなさって
いる訳で、少なくともこうした世話物はセリフ術が生きます
今回は市蔵さんとのやりとりが絶妙でした。
お父さんのようなケレンよりも、今後は南北ものとか見てみたいです。

蛇足ですが、WOWOWで劇場で見て以来久しぶりに「七つの会議」を
見ましたが、あれ、そのまま歌舞伎になりそう(笑)
悪家老の苛め、善玉が陰謀に巻き込まれ遠島、ぐうたらと見えた
家臣が、実はお家の不正を暴くための忠臣の世を忍ぶ仮の姿、遂には
悪家老がモドる、美貌のお女中が活躍する、最後に公家悪、国崩しの
黒幕が登場。
歌舞伎ならここでバッタバッタの立ち回りののち、悪の一味は成敗
され、お家の重宝(刀か短冊)は取り返され、お女中と若君は結ば
れて…となってめでたしで、下手な新作歌舞伎より余程歌舞伎らしい
かも。

「保名」はパスしましたが「村松風二人汐汲」は拝見
舞踊は滅多に見ない主義ですが、今月Wヒロインの児太郎/梅枝
連れ舞いと言うので見てみましたが、やはり「きれい」と言う
以外の感想は捻り出せず(笑)
どれだけ歌舞伎を見ても、セリフ劇でないと従いていけません(苦笑)

「阿古屋」
今回、阿古屋役ばかり注目されていますが、実は重忠をやっている
彦三郎くんが結構昼夜大活躍。

勿論、重忠も大変な役で、玉三郎さんがインタビューでおっしゃって
ますが、阿古屋は彼女が座ると全体殆ど動きがなくなります
それでも阿古屋は演奏しているからまだしも、重忠は座ったら、
最後まで本当にほぼ不動。
でも無関心ではなく、ちゃんと演奏を聴き、判決を下す姿勢でいる
事がわからないとダメですから逆に大変で、去年から彦三郎くん
重忠ずっとされていて、安定感と、お祖父様譲りの美声が素晴らしい
(羽左衛門さん、本当に素敵で大ファンでした)

彦三郎くんは、「我が魂~」で初めて歌舞伎以外の舞台を拝見して
以来気になり続けていたのですが、彦三郎襲名までは、「対面」の
八幡と言った役が多かったのが、襲名以降ぐっと重要な役が増え
何よりです。

で、先に見た児太郎くん阿古屋ですが、まずはとにかく楽器が
どれも上手かったです
楽器ができないと演れない役ですが、弾ければ良い訳でもないので
難しいところですが、特に胡弓が印象に残りました。
翌日、玉三郎さんバージョンも拝見しましたが、阿古屋は正直、あの
衣装で楽器弾けていたら、それだけで凄いと思ってしまい、芝居の
上手い下手は結局良く判りませんでした(苦笑)

岩永はAが松緑さん、Bが九團次さん。
岩永を人形振りでやるのは、何度見ても視野に入ると気になるし
本筋と無関係に変な笑いが起こるので、やらないとダメ?と思って
しまいます
別に普通で良くない?(笑)

それにしても、長らく歌右衛門さん→玉三郎さんだけで演じられて
きたため、昭和~平成と阿古屋が出ると言われると、レアだ!、
見ておかなくては!と思ったものですが、令和も引き続き見られ
そうですし、人数がとりあえず倍になったので、見られる機会は
増えるかも知れません

次の上演時に梅枝くんバージョンがあれば、是非見てみたいです。

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2019.12.17

亀田くん、広瀬さんらが、紀伊國屋演劇賞受賞!

第54回紀伊國屋演劇賞が発表されました

団体賞は劇団桟敷童子。
個人賞は村井國夫さん、土屋裕子さん、松本祐子さん、亀田佳明
さん、そして広瀬すずさん。

亀田くんは「ガラスの動物園」といま上演中の「タージマハルの衛兵」、
広瀬さんは勿論「Q」での受賞です

因みに村井さんは受賞対象作品上演期間途中で体調不良で降板、
予定されていた1月の舞台も降板されているので、ちょっと気が
かりです。

ともあれ祝!

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NHKのニュース9でHONDAのF1が取り上げられる

2015年から再参戦して4年、三宅さんのCXですら殆どとりあげて
来なかったHONDAのF1ですが、年間3勝したら、いきなり昨日
夜9時のニュースで取り上げられるのですから、やっぱり勝負は
参加するだけじゃなくて、勝たないとダメなんですね(笑)

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「カツベン」を見る

初日でも舞台挨拶ないと(イベントは14日~)静かなもので、
レイトショーだった事もあって、観客20人いたかいないか、でした。

いつもの周防調、濃いめのキャストによる、ドタバタありの、アク
ションありの人情もの

デジタルではなくフィルム、しかも手回しで、それぞれの弁士の
テンポに合わせて、技師が速報をコントロール、いざとなれば、
手作業でフィルムを繋げる、終わればきちんと巻き直して、缶に
丁寧に保管して、桐の木箱の中へ、と言う、まさに「ニューシネマ
パラダイス」的世界

こう言う映画、映画館に関わる物語には、郷愁と言うか、知らない
のに懐かしさやロマンがありますね

この、しっかりアナログの「ザ職人」的技師を、成河くんが飄々と
演じていて、しかも、編集者にだけ許される、僅かなフィルムの
コレクションを収めた青い缶が、ラストにどんでん返しをもたらす
伏線になっていて良かったです。

クレジットも、ポスターも、パンフレットの扱いもそこまで大きく
なかったので、カメオ的出演かと思っていたら、ほぼ全編要所要所に
登場されてて大満足(笑)
(逆に、山本くんとか最初の15分くらい見逃すともう登場しない)

何より、たくさんの人物が登場する中で、直接映画を見せる技術を
持っているのが、意外や弁士と技師と学士しかいなくて、あとは、
お金と権力が絡む人たちなので、技術を発揮するシーンが魅力的に
見えました
安田たちに立ち向かうために、映写室から缶やらラムネ瓶やら
投げるのが、お城を攻撃から守るための狭間(さま)のようで
ちょっと楽しかったです。
「Shall we dance?」の、役所さん以外のメインキャストが揃って
出演されていたのも趣向でしたし、何より、舞台となる映画館の
名前が「青木館」
勿論これは、「Shall we dance?」での竹中さんの役名が青木だった
ところから来ている筈で、気がついた時はかなり笑いました。

カツベンを見せ(聞かせ)ようとする分、微妙にテンポが落ち(特に
子ども時代は冗長に近い)リズムに乗りきれなかったのと、たく
さんの人が出てくる分、一人一人のキャラクターの掘り下げがやや
もの足らなかったですか、劇中の無声映画まで改めて作った拘りも
含めて、楽しかったです。

最近は発声上映、応援上映、コスプレ上映など色々あるので、
最近の映画もちょっとカツベンで見てみたくなりました

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「いだてん」最終回、「麒麟」予告編

「いだてん」最終回。
途中かなりダルダルした気がしていましたが、ポイントポイントで
キーワードになっていた「富久」の、壮大、一年がかりの伏線の
大回収はすごかったです。

更には宮藤さんが「逆wanda」状態でタクシー運転手役で出演の
サプライズ、「大松監督」の熱演ぶり、金栗さん50何年ぶりの
ストックホルム「完走」など、普通最終回と言うと、主人公突然
老けメイクになって30年後、みたいな駆け足着地になるところ、
元から30年単位でいったり来たりしていた分、逆に最終回は、違和
感ない、1964年でした。

誰か一人にスポットの当たった回が、所謂「神回」として評価された
一方、時系列進行が通常の大河での、頻繁な時制の行き来は、やはり
なかなか馴染みにくかったのが惜しまれます

平和の祭典と言いながら政治の介入と戦い続ける田畑や、一つの
スピリットを抱かせ続けた嘉納先生など、ぶれない姿勢の先人たちを
2020の関係者はどうみたのか、ちょっと気になったりしました。
森山くんが3役とナレーションの大活躍も印象に残りました

ともあれ、あれこれあった「いだてん」でしたが、後から必ず
じわじわ来る異色の大河として記憶される気がします

さて、最終回の次には必ず次年度の予告編がお約束ですが、この
予告編もなんだか期待したほどではなくて、ひょっとしたら、一度
作ってあったのを作り直したのかも知れません

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2019.12.16

教育テレビ「浮世絵edo-life」の人名の誤テロップ

BeforeAfter

教育テレビの「浮世絵edo-life」は、浮世絵から江戸庶民の生活を
解説する5分番組ですが、見立て、や、やつし、いわば浮世絵の記号学
解説が素晴らしく、前回の広重先生「江戸百」の「浅草田圃酉の
町詣」など秀逸でした

今回は歌麿の「煤払い」が実は忠臣蔵の見立てになっていると言う
12月らしいチョイスで、なるほどと解説を聞いてましたが、字幕に
びっくり。

まさかの大石の名前の漢字表記が素人レベルの間違え方。
解説はプロなのに、このギャップが酷すぎ(苦笑)。

後日再放送を見たら、直してあったので、何よりですが、教育テレビが
いくら「♪ひとつカール、ふたつカール、みつかるEテレ」でも
誤テロップは「みつからない」方が良いですよね

しかし大石内蔵助を間違えますか、NHKが(笑)

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2019.12.14

「十二月大歌舞伎」(夜の部)を観る

201912kabuki

今月の歌舞伎座は、「十二月(女形)大(活躍)歌舞伎」でした。

特に、梅枝くん、児太郎くんは昼夜とも重要な役でほぼ出ずっぱり
大車輪、大活躍

まずは夜の部。
「神霊矢口渡/頓兵衛住家の場」
ひょっとしたら初めてちゃんと見たかも、です
久しぶりにぴったり適役の松録さんを観ました。
セリフも良かったし、何もしなくても笑いを誘う陽の感じは、
お祖父様を思い出しました
ただ主人公と言いながら、頓兵衛は後半30分しか登場しないので、
実質の主役はお舟役の梅枝くん。
とにかくクドキあり、アクションあり、の大活躍。
コクーン歌舞伎の「与三」あたりから、形だけでなくて、ちゃんと
芝居、の出来る女形さんだなと思いながら見てきましたが、他の
演目も含めて、いよいよ
令和のクールビューティ、本格始動かも。

「本朝白雪姫物語」
ううむ。
ううむ。
何と言って良いのか(苦笑)
確かに「俳優祭」のは面白かったです
しかしそれは、俳優祭ならではの趣向の妙で、本公演にやる、と
なると、話は別かな。
今月、国立はチャップリンで、演舞場がジブリ、そして歌舞伎座が
グリムと、揃ってチャレンジし過ぎですよね(笑)

ただ、ディズニーを経由してない分、原典グリムの現代性が逆に
見える不思議な事になってました。

つまりは、母親による娘へのDV話。
美貌自慢のママは、娘が成長して美しさで自分を超えてくるのを
恐れてライバル視。
挙句「一番じゃないとダメ」(笑)と、娘を山奥で殺すよう部下に
命じる、養育放棄のネグレクト+虐待

部下は哀れんで山中置き去り止まりで命を助けたものの、娘が生きて
いると知るや、母親、今度は自ら毒を携えて殺しに行く文字通り
「毒母」感がすごかった。
最終的に娘は児童相談所ならぬ隣国の王子様に保護されて、めで
たしめでたし、ですが、それにしてもグリムの現代社会告発が的確
過ぎだわと、痛感しました

ここでも児太郎、梅枝コンビは大活躍。
児太郎くんが、白雪ママで、梅枝くんが鏡の精。
同じ衣装で向き合い、舞うのは美しかったですし、玉三郎さんの
白雪と三人での琴の連弾は、昼の「阿古屋」では三人揃うことが
ないので、心憎い仕掛けでした。

児太郎くんは自意識過剰な母親を絶妙なラインで演じていて、
「野田版研辰」で「天晴れじゃっ!」と叫んでいたお父様レベル
にはまだまだながら、真面目にやっても、間だけで笑いを呼ぶのは
独特のセンス。
正直、バイタリティーを感じる身体つきですし、顔の骨格が薄幸の
お姫様にはちょっと向かない分、違う個性で勝負、ですね
土手のお六、とか、岩永とか、余り真女形さんはやらないですが
「骨寄せ岩藤」とか、ちょっと見てみたくなりました。

しかしやっぱり歌舞伎座でやるかなぁ(苦笑)

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2019.12.13

あの「チェーザレ、破壊の創造者」がミュージカルになる!

最早漫画とは言い難い歴史書レベルに達している、が、故に超難解でも
ある(笑)敬愛する漫画「チェーザレ~破壊の創造者」が、何と
来年4月にミュージカルになるそうです。

しかもチェーザレが中川くん、ミゲルが宮尾さん、ダンテが藤岡
くんで、ロレンツォ・デ・メディチに今さん、曲者のローヴェレが
岡さんで、ロドリーゴが別所さんだそうで、なんかこれ、めちゃくちゃ
本気でミュージカルやる気キャストじゃないでしょうか?

しかし
なんで謎なのは劇場。
帝劇でもクリエでも、日生でも、音響譲歩してフォーラムでも、
ACTでも新国立でもなく、明治座なんでしょう?
不思議。

しかし、これは見たい。
かなり見たいです

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「タージマハルの衛兵」を観る

プレビューから1週間ちょっと、本公演をほぼ同じ席で観ました

学生の団体が入っていて、入場前にロビーで「ちょっとショッ
キングなシーンがあります」とスタッフの人が説明していました
高校生のような制服でしたが、なかなか刺激的な演劇体験になった
事でしょう。

そうそう、萬斎さん舞台でも、シェイクスピアでも、世田谷パブ
でもないのに(笑)客席に河合先生をお見かけしました。お珍しい。

さて、実質2回目、全体にちょっと短くなった気がしましたし、
まずは劇構造がはっきり理解できたのが一番でした。

一番変わったのはラスト。
フマユーンの制服の色が変わらなくなり、ちょっと傷んでいる感じ、
また、きちんと整えられていた髪がちょっとぼさっとしていて、
時間の流れかたの印象が変わりました

奥で二人で着替える時の照明が細かくなって、あと、フマユーンが
プレビューよりちょっと激情型になってました。

プレビューで気になった二場の「あれ」ですが、本数と、それに
伴う液体がどれ位なのか、前回はスプラッタ趣味かと思いましたが
逆に具体的に見せる事で、量が限定的になった気がしました。
具体的にモノを余り見せない事で、量や距離や大きさを観客に自由に
イメージさせる狂言や能をある程度見てきたせいか、ひょっとしたら
全く見せない方が(役者は二人共それくらいは無い物を見せられる
技量をお持ちですし)観客がそれぞれ、自分の中で「膨大さ」を
そこにイマジネーションする事で、もっと恐怖を感じたかも知れ
ません。

それにしても「美」を常に意識に置くバープルには、16年我慢して
見たタージマハルは一つの美の象徴でもあり、更にそれを越えていく
ものへのイマジネーションをかきたてられた筈なのに、自分の仕事に
よって「美が死んだ」、多分もう少し正確には「美が退化する」、
若しくは「終わりの始まり」になる事が許せなかったのでしょうし
ヒエラルキーの上位にいて、自分を認めてくれない父親を持つフマ
ユーンにとっては、自分のチカラでエリートコースに乗るチャンスを
得た事は、それが惨たらしい指令を下す事もできる王の体制下、
息苦しい社会体制の中でも意味があった筈で、でも「発明」には
やっぱり夢を持っていただけに、幼なじみの二人を引き裂いたのが
最終的に何だったのか、深く考えさせられました。

そう言えば、小劇場があんなに音響が良いとは思いませんでした。

しかし成河くんを見ていると、亀田くんの豊かな表情を見逃すし
と言って亀田くんを見ていると、目だけで、口許の震えだけで語る
成河くんを見られない、二人芝居なのにマルチアングルが欲しい!

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2019.12.12

「タージマハルの衛兵」フマユーン/バープル「手が逆」のくまさんたち

TajPoster_20191212085801

小劇場入口脇のスペースにプレビューの時は持っていなかった剣を
持って、身体を寄せあってちょっと不安そうに立っているように
見えるクマさんたちは、まさしく「衛兵」の
フマユーン/バープル
コンビです。

ただし、これをフマユーンくんに見られたら、当然「手が逆」って
言われると思いますが(笑)
因みにポスターの方は判りにくいですが、原作者サイン入りで、
ロビーに飾ってあります

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2019.12.11

シアターコクーンの芸術監督に松尾スズキさん就任

Geikan

蜷川さん逝去以来空席だった、シアターコクーンの芸術監督に
「大人計画」の松尾スズキさんが就任され、いま、「キレイ」を
上演中。

写真は文化村の会報誌で、中面に、松尾さん就任のインタビューが
掲載されていました。
どこの社長さんかしらと思うくらい、真面目なお写真がレアです(笑)

当然そう言う方向の舞台は増えるでしょうから、逆に私がコクーンに
行く頻度は下がりそうです。
多分。

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いよいよ年始に銀座線渋谷駅が移転

Ginza

いま、ヒカリエ脇に出来つつある透明トンネルが新しい渋谷駅
ですが、今の位置からの移転等に伴い、年末年始に渋谷~表参道、
青山一丁目~溜池山王が部分運休します。

つまり、渋谷~溜池山王は、半蔵門線(永田町乗り換え)南北線、
もしくは半蔵門線(表参道乗り換え)千代田線(国会議事堂)など
迂回が必要。

完全に習慣になっているので、渋谷から銀座線に乗れないのをうっかり
忘れそうで今から心配です。

いっそ写真のポスターを、この期間だけスマホの待ち受けにでも
しておくかな。

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「社会人/外国人のための文楽鑑賞教室」(Bプロ)を観る

国立劇場 小劇場

歌舞伎の鑑賞教室はお馴染みですが、文楽の鑑賞教室は多分初めて。
短い「伊達娘恋緋鹿子」のあと、解説があって、休憩後「俊寛」と
言う構成で合計2時間

「伊達娘」は初めて見ましたが、鐘楼の登りかたが人形ならでは。
考えた人、凄い。

解説は三業さんそれぞれ。
大夫と人形は役による違いは公演でも解りましたが、三味線が
あんなに役で違えているとは思いませんでした。

「俊寛」
歌舞伎と違いはないですが、歌舞伎だとどうしてもベテラン役者が
するので、老人だと勘違いしてしまいますが、文楽だと頭がそこまで
ではないのを使っているので、まだ、人生を諦観するには早い事が
理解され、その分、見送った後の長さと、孤独が強烈に伝わってきました

何より判りやすい演目ってやっぱり安心して見られますね

解説の時に挙手でアンケートしていましたが、文楽初めて率はかなり
低かったです
私も今回鑑賞教室だから、と言うより、本公演の「一谷嫩軍記」が
見たかったのですが、平日に休まず行ける開演時間と言うのが大きく
「鑑賞教室」を選びました

しかもAプロBプロは演目同じで配役が違い、俊寛がAプロは和生さんで
Bプロが玉男さん。
Bプロは千鳥も勘十郎さんと、鑑賞教室でも万全の配役で、魅力的で
料金も格安。

観客の裾野拡大も大切でしょうが、通常公演も11時と16時とかいう
今や歌舞伎/文楽くらいでしか通用しない開演時間自体を見直すこと
からしないと、「ワンピース」や「ナウシカ」で話題づくりしても
裾野の広がりには繋がらないのでは?

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「半沢直樹」新春スペシャルに井上くん、松也くん

来春、久しぶりに「半沢直樹」続編が連ドラ放送されるそうですが
そのエピソードゼロとして、年明けにスペシャルドラマのオンエアが
発表されました。

なんと続編にも登場するキーマン役で「エリザベート」トートの
井上芳雄くんとルキーニの尾上松也くんが揃ってご出演だそう。
しかもI T会社の社長と役員役。

TBSの日曜劇場/池井戸作品では、「下町ロケット」には成河くん
(ゲスト)、育三郎くん、「ロケット2」には古川くんと、既に
トート/ルキーニのご出演実績?がありますが、今回は舞台時期
間際に揃って「降臨」とは、ちょっと驚きです。

井上くんは4月に「桜の園」舞台もあり、かなりバラエティに富む
ご活躍になりそうですね!

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「私たちは何も知らない」を見る

Nitosha

東京芸術劇場 シアターウエスト

二兎社の最新作は、明治~大正に活躍した平塚らいてうと「青踏」
同人たちの群像劇

以前同じく永井さんが樋口一葉を描いた「書く人」同様、女性が
活躍の場を求める、生き方についての葛藤や軋轢を描いた作品。

今回、見てまず思ったのは、平塚らいてう、と言うと、過激な発言を
伴う、パワフルな女性活動家と言うイメージだったのですが、演じて
いたのが、朝倉あきさんだった事を含めて、ややおっとりした
文化系女子として描かれていたのが意外でした。

勿論、心中事件を起こしていたりはするし、遊廓に行ったり、フリー
ターの年下男子とダラダラ付き合うとかして(女子が養う年下の
彼を「若い燕」と言ったのはらいてうの彼氏が嚆矢らしい)、男性
中心の世間からは批判されてはいたようですが、先頭に立って
抗議行動を起こすようなタイプではなく、同人たちから行動に移せと
言われているし、また、後から同人となったより過激な伊藤野枝に
「青踏」編集を任せると、同人の規約をなくすなど、かなり好き
勝手に、いわば乗っ取られてしまうとか、初期メンバーで、らい
てうの「彼氏」だった尾竹一枝が、のちに陶芸家の富本健吉と結婚
した事とか、知らないエピソードばかりでした。

つまり、この芝居のタイトルの「私たち」とは、現代の観客の事

平塚らいてうはじめ「青踏」について余り知らない。
ここに描かれたような女性たちが(男性)社会と戦い、勝ち得た
或いは破れ去った歴史について詳しく知らない。
そして更には彼女たちが問いかけをし、名誉や社会的評価を犠牲に
することもいとわず求めた女性の活躍の場や、あり方と、今現在の
女性たちが直面している問題や評価のされ方が、どれくらい違って
いるか(多分いないか)と言う点も、私たちは知らないでいるの
かも知れません

作品は、彼女たちの行動を賞賛するでも批判するでもない描き方。
強烈にスリリングな結末もなく、青踏の発行停止までを淡々と
ちょっとインパクトに欠けるくらい明るくで、突き刺さってくる
所はあまりなし。
まあそもそも、実家を編集部にするなど、一葉のように生活が
かかって、と言う感じがなく、どこか、大学のサークル活動のよう
でもあって、実際には彼女たちが、どのくらいのテンションで活動し
どれくらいの影響力を持っていたのか、実際の温度感がどうだった
のかしらと思いながら後半は見た感じになりました。

らいてう役の朝倉さんは、「七つの会議」の女子社員をなさった
方で、舞台は初めて拝見しま気がしますが、ほんわか、のびのび。
過激な同人に振り回されたり、褐を入れられたりする、永井さんの
イメージするらいてう像にはぴったりだったのかも、ですが、伊藤の
死とかに対してもう少し温度が欲しい気がしました。
朝倉さん以外のキャストは申し訳ない余り存じ上げない方ばかり
でしたが、発起人の一人の保持役の富山えり子さん、尾竹一枝役の
夏子さんが印象的でした。
一方、残念過ぎるのが、らいてうの彼氏役、唯一の男優さん。
わざとなのでなければ、セリフが棒だし、主人公のらいてうが惚れる
男をこんな痛くも痒くもない感じで演じて良いのか、物凄く微妙
でした。
それが狙いだったとしたら凄いですけど…


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2019.12.09

「ナウシカ」歌舞伎で菊之助さん負傷

昨日の昼の部のラストあたりでアクシデントがあったそうで、
そのまま終演、夜の部は休演になったとか。
幸い?今日の昼から菊之助さん復帰して開演したそうですが、
いま確かドラマも出ている筈で(撮了してないとできないスケ
ジュールな気はしますが。あるいは、深夜に抜きで撮っているか)
そちらへの影響も気になります。

思えば、猿之助さんの骨折も「ワンピース」の時ですし、今回も
新作の「ナウシカ」

新作が危険とは言いませんが、やはり古典として演じ継がれている
ものは、美しさや恰好良さ、華やかさや度肝を抜く仕掛けまでも
様々な先人の知恵と工夫の賜物で、多分その中には、役者の安全の
ためのリスクヘッジも含まれている気がします

そう言えば昨日、昼の部の歌舞伎座がはねたあと、チラシもらいに
演舞場に寄ったのですが、今にして思えば、既にアクシデントは
起きた後だった筈ですが、バタバタした雰囲気は全くなく、建物
周りは静かで(寧ろ静か過ぎるくらいだった)、入口には夜の
開演時間の立札が普通に立っていて、外で開場待ちをしている方もいた
ので、まさか中で、夜が休演になる程の事が起きていたとはびっくり
でした。
逆に言えば、休演を決めたのはかなり間際だったことになります。

しかしチケットは完売で、振替公演をするのもかなり難しい年末。
払い戻しは勿論でしょうが、払い戻されても何しろ「通し」です
から、後半見れないままになってしまう観客もいるはず。
例えば年明けにやるという、ディレイビューイング優先予約か
無料招待か何か、配慮が必要な気がします

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ケラさんによるチェーホフシリーズ、ラストは大竹さんで「桜の園」

萬斎さん、生田くん、大竹さんの「かもめ」から始まった、ケラさんの
チェーホフシリーズが遂に完結です

さすがシスカン、豪華です。
かなり容易に配役の想像がつく顔ぶれ(笑)

以下主要キャスト

大竹しのぶ、宮沢りえ、井上芳雄、黒木華、杉咲花、生瀬勝久、
鈴木浩介、野間口徹、藤田秀世、西尾まり、半海一晃、山崎一

公演は来年4月にシアターコクーン。
「エリザベート」帝劇4月公演に井上くんが出演しない理由は、
これ、でしたね

因みに私が一番印象深い「桜の園」は、麻実さまラネーフスカヤ版で、
香川さんがロパーヒンでした
(いま調べたら、西尾さんその時も出演されてます)

見に行くかは微妙

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ケラさんによるチェーホフシリーズ、ラストは大竹さんで「桜の園」

萬斎さん、生田くん、大竹さんの「かもめ」から始まった、ケラさんの
チェーホフシリーズが遂に完結です

さすがシスカン、豪華です。
かなり容易に配役の想像がつく顔ぶれ(笑)

以下主要キャスト

大竹しのぶ、宮沢りえ、井上芳雄、黒木華、杉咲花、生瀬勝久、
鈴木浩介、野間口徹、藤田秀世、西尾まり、半海一晃、山崎一

公演は来年4月にシアターコクーン。
「エリザベート」帝劇4月公演に井上くんが出演しない理由は、
これ、でしたね

因みに私が一番印象深い「桜の園」は、麻実さまラネーフスカヤ版で、
香川さんがロパーヒンでした
(いま調べたら、西尾さんその時も出演されてます)

見に行くかは微妙

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2019.12.08

「日曜美術館」が浮世絵による忠臣蔵特集!

今朝の特集は歌舞伎/浮世絵ファンにはダブルで嬉しい企画でした

粗筋紹介に歌舞伎映像が使われていましたが、判官が勘三郎さんで
師直が富十郎さん、四段目と七段目の由良は白鸚さんで、引き上げ
(花水橋/両国橋)は仁左衛門さん。

更に国貞の連作や、国芳の西洋画の構図利用のものなど、バリエー
ションの紹介
平泉成さんのナレーションや無声映画に弁士のカツベンまで、朝から
盛り上がりまくりました

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「當る子歳 吉例顔見世興行~東西合同大歌舞伎」を観る

Kaomise_20191208094701Poster_201912080947017danmeTakeuma

京都四條・南座

やっぱり京都の顔見世は独特の魅力があって、ここ数年、改装しても
席が狭くて座りにくいままなのも我慢して(笑)通っています

ここでしか見られない「まねき」と赤い巨大な「南座」提灯は、
何をやっているかを知らないっぽい、通りがかりの観光客の目すら
しっかり引いていますし、ロビーに並ぶ竹馬も相変わらず壮観でした。

今年は日帰り昼夜のため、昼の最初と夜の後半は諦めて、要は
仁左衛門さんメインで三番拝見。

「金閣寺」
お目当ては壱太郎くんの雪姫です。
何より感心したのは、鼠のために無駄に桜を降らさなかった事。

東京の某丈の時は、派手に桜を準備し過ぎて、降らす時に本当に
「ドサッ」と音がし、お姫様あやうく生き埋めレベル(笑)
勿論、爪先で鼠どころではなくて(笑)、客席もびっくりした事が
ありましたが、今回は逆に鼠出来なくない?くらいしか降らさず
(3階席からはよく見える)演技で見せて○でした。

金閣自体が大セリに乗ってせり下がり、せり上がるののが、この
芝居の一つの見せ場ですが、上げ下げが凄くスムーズで、南座の
改修の賜物かも。
まあ、セリで直に屋根が勝手に下がってくるのだから、恰幅の良い
藤吉郎さん、無理に木を登り、斜めの屋根を渡らなくてもとは思い
ました(笑)

そう、雪姫に比べて、周りの役がみんなベテラン過ぎるのはちょっと
あれ、でして、特に直信の芝翫さん栄養満点で、船岡山に送られる
悲劇の若様、に見えづらかったのが難(苦笑)
丁度録画を観た、WOWOWのコクーン歌舞伎過去作品の橋之助時代の
映像がもうびっくりするくらい細く、姿が良くて(「夏祭~」の
初演の徳兵衛とかガリガリ)余りの落差に愕然としました(笑)

ともあれ、まだしばらく東京では見られそうにない壱太郎くんの
雪姫を見られたので良かったです

「仮名手本忠臣蔵/七段目~一力茶屋の場」
勿論、今回のお目当てです。
仁左衛門さん大石、孝太郎さん、お軽、千之助くん主税と、親子
三代共演。
芝翫さん寺岡

九大夫を座敷から畳ごしに上から刺す、とか(普通は下に下りて
梯子越し)、結構細かいところが、見慣れているものと違うので、
顔見世なので、上方のやり方とかなさっているのかも
(ケチッて筋書き買わなかったのでわからず…)
とにかく仁左衛門さんが美しく、惚れ惚れしまくりました。

因みにここでも芝翫さんの寺坂が三人侍に比べて貫禄満点。
本当にいつから芝翫さんこんなにボリューム増えたのでしょう?
偉い役がくる年頃とは言え、まだまだ(笑)

引き続き夜の部
「堀川波の鼓」
一番驚いたのは、ざっくりあらすじを読んで、余りの現代的内容に、
てっきり大正か昭和の劇作家の新作かと思ったら、なんと、本家
本元、近松の作だった事。
夫の江戸単身赴任の寂しさをかこち、キッチンドリンカー状態の
鳥取のサラリーマン夫人が、息子の家庭教師とうっかり一夜の過ちの
挙句、想定外の妊娠。
家庭教師は派遣元本部の京都に遁走、単身赴任から帰国した夫は
事実を初めて知り、妻は自害し、夫は家庭教師を殺しに行く言う話

家庭教師を殺すのが、江戸時代では「妻敵討」(めがたきうち)と
して、夫に対して世間の定法だった、と言う以外は現代で起きても
全く不思議はない内容で、、深夜枠映画か、東海テレビの昼ドラか
昔の日活映画の様です(苦笑)

普通に舞台でやったら、多分かなり生々しくなりますが、そこは
歌舞伎、女形だと、問題を明らかにしながらも、生理的な生々しさが
和らぐのがポイントで、今回もその妻・お種を時蔵さんがなさると
言うのは、ベストキャスティング。
夫・彦九郎役が仁左衛門さん、家庭教師(鼓の師匠)を梅玉さん。
一夜の浮気相手と言うのが単なるイケメンじゃなくて(失礼)梅玉
さんの実直なイメージでくるのが逆にリアル
更にお種のアルコール依存を気にやむ妹(壱太郎さん)、お種に
横恋慕しておきながら、振られた腹いせにお種の「浮気」を告発
する男(亀鶴さん)、そんな嫁の家の娘は置いておけないと、
実家に戻される彦九郎の妹(扇雀さん)、彦九郎夫妻の養子で、
大平の世になって、立身出世のために文化的教養を身につけるべく
家庭教師を付けられた息子(千之助くん)と、物語を展開させる
登場人物が絶妙に配置されて、スリリングな一幕でした。
いや本当にこれを300年前に書いた近松の現代性、普遍性と、
人間の変わらなさをも実感しました。

因みに京都のため、歌舞伎座以上に外国人客がいらっしゃいましたが
マナーがひどい人が目立ちました
説明がちゃんと伝わってないのか、途中入場の場合とか、帽子を
被ったままだったり 上演中の舞台をスマホで撮影しようとしたり
上演中にスマホゲームしていたりして、本当に迷惑でした
一応、肩を揺すってジェスチャーでご注意させて頂きましたが、
もっと入場や誘導時にきちんと説明した方がよいのでは?

帰りの時間になり、ここまでて失礼しましたが、今年も伺えて
良かったです

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2019.12.07

「タージマハルの衛兵」戯曲

「悲劇喜劇」最新号に戯曲が掲載されていたので買って読みましたが
一度見てから読むと判るか事がたくさんありましたし、予測以上に
細かいト書きにびっくりし、ほぼそれを俳優二人が表現されていた
のに既に感動しました

因みにラスト、五場はムガール帝国史に疎い私は分かりません
でしたが、前の場から10年後と言う設定だそうで、(確かに王様の
名前は違っていました)その間を彼は一人ずっとそうやっていたのかと
思うと、改めて息が詰まる気がしました

今日初日ですね

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映画「カツベン」新聞記事

6日の朝日新聞夕刊に来週公開の「カツベン」が紹介されていますが、
1枚だけ使われている写真が、なんと成田くんと成河くんの二人の
シーンのものでした。

それにしても舞台公演と映画と、同時期に出演作が見られるなんて、
文字通り「盆と正月が一緒に来た」ようです(笑)

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「VIOLET」日本版キャスト決定

藤田さんがロンドンデビューした「VIOLET」の日本版公演のキャ
ストが発表になりました

吉原さん以外存じ上げない役者さんばかりでしたが、イギリス版の
ドキュメンタリーを見る限り(ナレーションが吉原さんだった)
見てみたい気はします

そう言えば、舞台構造上の理由で、予定されていた大阪(ドラマ
シティ)公演は中止になり、東京公演のみとの事。

舞台構造くらい、事前に判っていたのはでは?とちょっと勘繰り
ますが(苦笑)

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書籍「現代演劇大全」

Engeki

今年後半は、新国立劇場に行く事が多く、ちょっと歩き回ってみたら
劇場側の建物が、劇場以外殺風景なのに対して、オペラハウス側の
建物には飲食はじめショップが多い事に初めて気がつきました

中でも「くまざわ書店」は文具やカレンダーなどもある、かなり
大規模な書店で、場所柄、音楽演劇関係のコーナーがなかなか充実
していました

そこでうっかり(笑)見つけたのが、マガジンハウスから1月に出て
いたムック「現代演劇大全/いま観るべき舞台のすべてがわかる」

開いてすぐ、NODA-MAPの次に特集されていたのが新感線で、丁寧な(笑)
シリーズ分類の紹介に続いて、人気の証拠として、ステアラでの
「髑髏」5バージョン、「メタマク」3バージョンの連続上演が
採り上げられていて、写真は当然(笑)「花髑髏」

表紙がなんでまたこんなにサイケデリックなのかは不明ですが、
平成演劇史総括ページや、演出家特集ページもあり、読み応え抜群
です

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2019.12.05

今日のWOWOWは「コクーン歌舞伎」祭

今日は朝からWOWOWが「コクーン歌舞伎」を次々オンエア中。

「夏祭~」「四谷怪談」(北番)、「三人吉三」など、単に専用
劇場以外での上演と言うにに止まらず、「中村座」共々、通常
歌舞伎座には足を運ばない観客に関心を向けさせる、体験型アト
ラクション的なアピールは勘三郎さんの優れたプロデューサー感覚の
賜物でした。

全部録画してゆっくり見ます

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「正しい大人たち」を観る

IMAホール(光が丘)

グローブ座公演日程あわず、こちらに伺いましたが、とにかく
舞台が近く、セリフ劇にはぴったりでした。

戯曲は以前シスカンてやった「大人はかく戦えり」と同じ戯曲。
作のヤスミナ・レザさんの作品は、男3人の「アート」(高橋洋
くん出演で観劇した)、「大人のけんかが終わるまで」(似た
ようなタイトルですが別作品。北村くん出演でクリエで観劇)も
ですが、基本、拗れた大人たちの会話劇なので、役者さんの力量が
かなりモノを言います

更に役者同士のバランスがとれていないと、その力量の差で、
物語内の力関係が違って見えてしまう気がしますが、今回の4人は
個性的でありつつバランスが良かったです

舞台の真矢さんを観るのは初めてかも知れませんが、さすがに女優
オーラがありましたし、岡本さん/中嶋さんは、新国立シェイクス
ピアシリーズや、つい先般の風姿花伝で拝見したばかりで、まるで
劇団員同士のように息があっていました。
近藤芳正さんは新国立の「骨と十字架」以来でしたが、独特の
立ち位置が毎回絶妙。

シスカン版(大竹/段田/秋山/高橋)のを猛禽類の戦いとするなら、
こちらは見た目は穏やかそうなのに、水面下で必死に足をばたつ
かせ、相手を少しでも水中に引きずり込もうと足掻く、水鳥たちの
ようでした。

一人ずつの言っている事は全然間違ってないのに、噛み合わず、
徐々に大人の仮面が剥がれて、本音が炸裂、対立がエスカレート
するの様子が可笑しかったです
(まあ、アルコールが入った時点で常識と言うストッパーは外れて
いましたが)

つまづいたり、物にぶつかったりするのがアドリブなのか、演出
なのか判らないスリリングさもあり、話の流れで夫婦対夫婦、男性
対女性、三人対一人、そしてそれぞれと色々な組み合わせで立場が
変わるのも見事でしたし、仕事の電話が手放せないとか、思い入れの
ある物への執着がスゴいとか、心当たりがある大人の「あるある」
にも色々笑えました

こう言うタイプの芝居は、定期的にキャストの組み合わせを変えて
上演されるとまた別のおもしろさがありそうで、もう少し下がった
30代の役者さんたちのも見てみたいかも
(貫地谷さん、蒼井さん、高橋一生くん、瑛太くんとか)

それにしてもIMAホール、以前に萬斎さん狂言会で行った事はあり
ましたが、ショッピングビルの一角、にも程があるくらい埋没して
いて(笑)わかりにくい
サンシャイン劇場と不便さ双璧では。

しかも椅子が数席連結で座面が薄く、座りづらく、休憩ありの狂言
3番くらいならまだしも、休憩なし100分芝居にはなかなかきつ
かったです
だからか、そもそも集中してないのか、隣の男性客はずっと座り
方を変え続け(右に寄る、左に寄る、前のめりになる、ふんぞり
返る、挙句、私の席に肘を突っ込んで来るなどなど)超迷惑でした(泣)

でもこう言う安心して見られる芝居はいいですね

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2019.12.03

【速報的に】「タージマハルの衛兵」(プレビュー)を観る

新国立劇場(小劇場)

プレビュー公演だとパンフレットなど物販なく残念

いま贔屓しまくりの成河くんと亀田さんの二人芝居を、新国立プラ
イスで、それも目の前で拝見できるなど、願ってもないフライング
ゲットのクリスマスプレゼントです。

しかし。
多分、見ながらつい手首に手をやった観客は多分私だけではない
筈(苦笑)

まあ、事前にアナウンスされていますが、生理的に苦手な人は、
結構我慢が必要な部分はあって、そこは個人的には勿体無い気が
しました

そちらのインパクトばかり印象に残ってしまい、折角のお二人の、
熱演が、生理的嫌悪感のせいで印象薄くなってしまう気がしました。

実物がなくてもあるように見せる事のできるのが役者さんのなら
ではの力であり、見せどころなのに、役者さんの力を信じられ
なかったのかなと残念でした。

極端に言えばなくても良くて、どうしてもなら、その色でなくても
あのお二人なら確実にそうと見せられる筈。

怖がらせたり、我慢させたりするのが狙いなら別ですが、それ系の
芝居や映画ではないのだし、あれだけで語られるのは本意ではない
なら、もう少し、役者の力、もしくは役者と、観客のイマジネー
ションとの「共犯」関係を信じても成立するような感じがしました。

「マクベス」や「タイタス・アンドロニカス」を連想する部分も
ありましたし、権力と芸術、支配による地位の安定か、精神的自由か
など、新芸術監督による「ことぜん(個と全)」と言うテーマに
よる3作品の中では、さすがご自身の演出作品だけあって、一番
テーマに相応しい内容ではありました。

色々書きましたが、プレビュー後の数日の稽古を経て、週末、
どんな初日の幕が開くのか、次の本公演観劇が楽しみです

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2019.12.02

映画「決算!忠臣蔵」を見る

「引っ越し大名」や「高速!参勤交代」など、最近、従来の重厚な
物とは違う、ライトスタイルのエンタメ系時代劇映画が増えた気が
しますが、これも「アヒルと鴨のコインロッカー」や「ゴールデン
スランバー」などの伊沢作品や、最近は時代劇作品も手がける、
中村義洋監督による、タイトル通り、お金をテーマにした時代劇。
監督には既に「殿、利息でござる」と言う金融エンタメ時代劇を
撮っていて、今回はかつての時代劇映画の大定番「忠臣蔵」が素材。
判りやすく、間口広めなイメージで宣伝していましたが、実際見て
みると、確かに何も予備知識なくても楽しめそうですが、通説に
せよ、「忠臣蔵」をざっくり知っている前提で進行しているなと
思う部分も結構あり、面白がり方は、それでかなり違ったかも知れ
ません

何より討ち入りに至る一連の流れは観客は判っている前提っぽく
殆ど説明なし。
何で必死に家名存続嘆願してるのか、とか、大石がなんでお茶屋
遊びに呆けているのか(本人の好みかも知れないにしても)とか、
何が最終的理由で重い腰を上げて討ち入りを決断したのかは割と
あっさりで、いきなり見たら判りにくそう。

例えば僧侶のツテを頼んだのに、全然動いてくれてなかったと
言うエピソードは、ちょっとした(苦笑)シーンとして扱われて
いますが、あれも他力本願では再興は無理と思う重要なポイントな
筈ですが、かなりさらっとでしたし。

多分ですが、本当はもっと色々な関係者にスポットライトを当てて
丁寧に描かれていたのが、尺の都合でカットしたために、繋がり
具合や説明が微妙になってしまったような感じがしました。
例えば妻夫木くんの役は、最初と最後の評定には存在感があるのに
途中全く登場しないので、あれ?脱落したのかしらと思ったほど
でしたし、一方、ダブル主演として宣伝されていた、岡本さんの
役が、途中であっけなく「退場」してしまったのには、びっくり。
普通、主役核が途中退場となれば、そこをピークとして、あとは
さらっといくものですが、ちゃんとその後も淡々と?進行したのも
かなり意外な展開でした

まあそれもこれも、討ち入りと言うモノガタリがポイントではなく、
プロセスとコストを描くのであれば、ある程度割り切ったのかな
とは思いました
(何しろ、吉良自体、一度も登場しないくらいなので)

実際、槍、すね当て、弓、とゲームのように装具が増えると金額が
画面に出、総予算から引かれていくのとか、一人上京すると歩く
姿に金額が横で一緒に動くのとかは、分かりやすく、毎回気軽に
「江戸行ってくる」とか行き来してるのに費用がかかるのを見て
いると、段々「また江戸に行くのか!」と見ているこちらが減って
いく予算にハラハラし始めてしまいました。

浅野役は、よく映画で堤さんと共演している阿部さんでしたが
ちょっとしか登場せず、一方、石原さとみさん演じる未亡人・阿久利
さんは、大石の無駄遣いとだらしないのが嫌いと言う強気キャラ。
当然男性ばっかり出てくる忠臣蔵ドラマ通例で、大石の奥さんの
理玖役の竹内さんとほぼ2人しか女性の登場人物がいない事もあり、
なかなかのインパクトでした。
(「シン・ゴジラ」のカヨコにシチュエーション似てるかも(笑)
勿論「ザラはどこ?」とは言わなかったけど(笑))

そう言えば岡田くん主演の「関ヶ原」もかなり関ヶ原に関する人間
関係や状況を説明しないで進んで、予備知識がないと判らなくなり
そうでしたが、今後は「忠臣蔵」にせよ「源平」にせよ、歌舞伎や
文楽で何となく一般常識として知っている、と言う事がもっとなく
なるでしょうし、テレビででも以前ほど忠臣蔵ドラマは作られなく
なったので、今後もこう言う時代劇に形を借りた現代的切り口の
ものか、大ヒット時代ものゲームの実写とかは増えそうな気がします

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