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2021.02.28

4月の歌舞伎座で仁左・玉の「桜姫」!上演!

四月の歌舞伎座の上演演目とおもな出演者が発表に
なりました。
ネットニュースでは、知名度から白鸚さんの弁慶
ご出演がトピックになっていますが、勿論個人的には
三部で、仁左衛門さん、玉三郎さんが2月に続き
共演での南北「桜姫東文章」が上演される事に尽きます。

従って、四月は「スリルミー」とこの二本で
完了!、です

しかも発表された資料をみると「上の巻」とあるので
どれくらいのスパンかわかりませんが、「下」もある
ものと、勝手に期待してます。

最近の上演頻度からすれば、近松や黙阿弥、まして
「千本桜」「菅原」「忠臣蔵」というような、いわゆる
王道作品とは少し違って、生世話、綯い交ぜてんこ盛りで
エグ味や退廃性炸裂。
予備知識なしだとちょっととっつきにくいし分かり
づらい部分もありますが、私は大好物です(笑)
においの強いチーズなどの嗜好品にやたらと心惹かれる
のと多分同じ。

しかも、仁左衛門さんは「四谷怪談」はもちろん、
「絵本合法衢」「霊験亀山鉾」そして「盟三五大切」と
南北とは非常に相性がよい上に、玉三郎さんの桜姫と
なれば、見逃せません。

勿論、3月に国立の「馬盥」で光秀をされる菊之助さんが、
一転、芝翫さんによる光秀のもと、十次郎を演じる、
二部の「尼崎閑居」も気にはなりますど・・・


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2021.02.27

「大奥」完結

OokuOoku2Ooku3

ついに最終19巻発売され、発売当日に、勿論、特装版を
買って夜中に一気読み。

ついでに、全面表裏広告が掲載された、昨日の朝日新聞も
一緒にご購入(笑)

後半は、そもそもの病気の話には触れられることが減り、最終
巻は、ほぼ、江戸城無血開城と大政奉還、江戸城明け渡しという
歴史どおりが、よしなが「大奥」流に展開されました。

篤姫の写真についてと、津田梅子らに託される女性の未来に
つながっていく明治という新しい時代(と苦難)が暗示されて
終わりました

個人的には、やはり最初の吉宗がらみのエピソードが一番
完成度が高いと思いますが、篤姫&和宮の戦う幕末も面白
かったです

これで新刊の楽しみが「チェーザレ」だけになるのはちょっと
寂しくなります

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「マーキュリー・ファー」2022年1月に、新キャストで上演

2015年版は病気でチケットを持っていながら行きそびれたのが
いまだに後悔しかない、一生くん&瀬戸くん版
「マーキュリー・
ファー」、来年1月から3月に、同じ白井晃さん演出で
新キャストでのSEPT公演が発表されました。
(長野、新潟、西宮、神戸、愛知でも上演予定)

同じSEPTでも、トラムから本劇場にキャパを上げているのは
エリオット役に、大河を無事に演じ終えたばかりのはずの
吉沢亮くん、ダレン役に、いまシンガーとしても活躍中の
北村匠海くんという旬の俳優さんを配したというのが
大きいのでしょう

亡くなった蜷川さんも、旬の俳優さんをシェイクスピアという
大海に放りこんで鍛えまくってましたが、白井さんも結構
地味な通向きの作品に、旬の俳優さんを起用する兼ね合いが
絶妙です

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コロナ中止演目のリベンジ上演予定2つが発表に。

一つは去年のパルコのオープニングシリーズだった渡辺謙さん
主演の「ピサロ」
去年は初日繰り下げ、日程調整などし、結局10公演のみ上演
されただけで公演中止となりましたが、今回は5月から6月上旬
まで26公演を予定。
宮沢氷魚くん、長谷川初範さん、など主要キャストはそのまま
とのことです
ただし、去年出演されていた亀田くんはご出演されない模様
(浅野さんはお名前があります)
個人的には映像でも見ましたが、あそこまで大掛かりにするより
濃密な会話劇的のほうが、ピサロ、アタウアルパなど、思惑も
育ちもバックヤードも異なる人たちの思いが観客にも見えて
くるのではと思いますが・・・
(「子午線」見たばかり、だから言ってるかも(笑))

一方、坂元裕二さん作品による朗読劇もリベンジ上演です
<坂元裕二 朗読劇2021「忘れえぬ 忘れえぬ」、
「初恋」と「不倫」>

こちらも、去年4月に開催予定が直前に中止になったもの。
去年と同じ顔触れ、高橋一生さん×酒井若菜さん、千葉雄大
さん×芳根京子さん、林遣都さん×有村架純さん、風間俊介
さん×松岡茉優さんという組み合わせも去年同様で再開催し、
さらに大阪、札幌公演も予定されているようです

2014年、まだ一生くんがここまで大ブレイクしていなかった
頃に、草月ホールで開催されたのを拝見したことがありますが、
朗読劇のだいご味が味わえたのを覚えています
去年はチケット争奪戦に敗れた記憶がありますが、今年は
「スリル・ミー」に賭けているので、見送りです

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瑳川哲朗さん死去

ネットでは「三姉妹」とか「大江戸捜査網」とか
ずいぶん前のテレビ出演を代表作のように記述されて
いますが、 私の中では、 ほんの最近まで、本当に
精力的に舞台にご出演されていた蜷川さん舞台に
欠かせない、重鎮俳優さん、でした。

特に印象深いのは平さん主演での「リア王」での
忠臣・ケント伯や、「NINAGAWAマクベス」での
ダンカン王、「ヘンリー六世」でのグロスター伯
など、平さん、阿部さん、鋼太郎さん、市村さん
など、スケールの大きな役者さんの芝居を受け止めて
より大きな舞台にしてくださる、本当にスケールの
大きな役者さんでした。

ご冥福をお祈りしたします

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「子午線」キャスト退場曲もサラバンドだった(解決編)(笑)

「子午線の祀り2021」バージョンの15秒トレーラーにヘン
デルの「サラバンド」が使われているのを10何回かリピート
していて、漸く思い当たりました

今回の本編のカーテンコール後の客席通路使ってのキャスト
マスク着用での退場曲、サラ・ブライトマンによる
「サラバンド」アレンジ曲だったんでした。

退場曲とトレイラー曲、同じ曲とは、芸術監督さま、
深謀遠慮、でいらっしゃいました。

ちなみに、サラばん、聞いた事があるのも当然で、勿論、
我が家に「サラバンド」がボーナストラックで入っている
CDがあり、聞いていたと言うのもありますが、以前、
テレビ朝日の「報道ステーション」(ニュースステーション、
タイトル時?)のテーマ曲としてしばしば耳に入って
いたのでした。
KAATの建物にNHKが入っているのが意識に残っていたからか
思い出すまで、NHKのスポーツ番組オープニング?とか
勘ぐってました(苦笑)
とりあえず解決。
そして、早くも神奈川公演は楽になり、これからツアー
ですね
何事もなく開催されますよう

そう言えば、横田さんご出演中の舞台〈見逃している〉舞台
「オスロ」は先般の地震で、ホールに影響が出たのが
原因で、予定されていた宮城公演が開催中止になったとか。
本当に舞台が当たり前に上演できる、と言うのが改めて
大変な事だと痛感します

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2021.02.26

「フェードル」を観る

シアターコクーン

初日直前に二度目の緊急事態宣言が出て、販売済みを含めて
チケット全部一旦無効にし、あいだ2-3日だったかで売り直す、
と言う、多分私の知る限り、一番綱渡り的かつドラス
ティックにチケット販売を仕切り直した「フェードル」。
私のチケットも呆気なく、ただの紙切れと化したのですが
ダメ元で再販売のサイトを見たら、同じ日のチケットが
取れたので、恐々伺いました
それでも林くん、大竹さんなど、言う客を呼べるキャストの
力、作品の地名度、前回公演の評判、と、色々要素はあった
と思いますが、直前に売り直したとは思えないしっかりした
客の入りでした。

私は勿論、谷田さん目当て。
前回公演は拝見してませんが、前回の養育係テラメーヌ
から、王テセにと「ご出世」
「トロイ戦争」「カリギュラ」など、最早、栗山民也さんの
史劇系の常連役者さんになっていて、嬉しい限りです。

美術は二村さんで「カリギュラ」と同じだからか、
岩がそそり立ったような周囲と、客席側にせり出した
セットの雰囲気が似ていました
照明が服部さんという組み合わせも、最強ですね

プログラムで谷田さんが書いている通り、話の肝は
テセがイッポリットに、ちゃんと話を聞いていたら
起きなかった、信じたらいけない人の話を信じて起きる
悲劇と言えるのですが、この手の話は「オセロ」や、
「ジュリアスシーザー」のブルータスにも共通で、なんと
いうか前例を学べない人たちが多すぎ、人間の不幸は繰り
返す。

また、劇中でフェードルは、夫テセからのパワハラ、モラ
ハラを受けてますが、そのフェードルにしたところで、
ひたすら不幸な女かと思ったら、結局最も身近で自分の
味方、だと思っているエレーヌには遠慮なく同様のハラス
メントをしていて、受けて嫌な事をやめられない、虐待の
連鎖的なのも、現代に通じていました。

そう言えば、イッポリットが美徳について語るセリフは、
「ハムレット」で、オフィーリアがハムレットについて言う
セリフに雰囲気が似ている気がしました

それと、昔「オイディプス」の勉強会で随分お聞きして
いた、ギリシャ劇の上演ルールが割とこの芝居でも踏襲
されてしました
(基本登場人物は1対1、死や戦争などは、誰かの伝令や
報告によって行われ<いわゆる「ナレ死」>、舞台上では
戦争などは演じられないなど)

最近映像ではなにかと個性的すぎる役柄で印象を残す酒向
さんが、今回はとてもいい人だったので安心??でしたし、
キムラ緑子さんが、とてもよかったです
大竹さんは良くも悪くも、いつもの「大竹節」炸裂。
舞台上で耳目を集めるという意味で、上手いとは思いますが、
あのコブシみたいのを発揮させすぎてしまうと、どうも
「時代」が「世話」になってしまうのが難かなとは思います
(偉そうですみませんが)

勿論谷田さんも、登場の一声から「the KING」感あふれて
いましたし。林くん演じるイッポリットとの力関係が
はっきりしていて、説得力がありました。

全員セリフが通る役者さんばかりだったので、ものすごく
その意味では(内容はともかく)スカッとする舞台でした
(最近、ものすごく滑舌がよくない役者さんの舞台を見て
しまったので、なおさら)

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2021.02.25

「子午線」トレーラーの曲は

「子午線の祀り2021」バージョンの15秒トレーラーが公開
されましたが、音楽がヘンデルの「サラバンド」でした。

これ、蜷川さんが舞台で良く使われていた曲の一つで
個人的には、「ファウストの悲劇」で印象的に使われて
いて、萬斎さんには縁の深い曲と勝手に思っていたので、
今回それが流れて来たので、「子午線」映像を
見ている
のに、「ファウスト~」ばかり思いだしてしまい、
ちょっと苦笑しました

ひょっとして選曲は演出家ご自身かしら…(笑)

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2021.02.23

松角洋平さん、ドラマに大活躍

「監察医朝顔」を見ていたら、いきなり桑原くんの
「天敵」(笑)五十嵐役の松角さん再登場。
ホームドラマから、人の生死を扱う生々しいドラマに瞬時に
引き戻されましたが、いま、松角さんは、WOWOW
「トッカイ」でも準レギュラー状態ですし、どうやら
21日の「天国と地獄」にもご登場されていた模様。
(クレジットのみで、探しきれてません)

他にも、役所さん主演の公開中映画「すばらしき世界」に
ご出演、更に今年公開予定の「燃えよ剣」にもご出演
予定とか。

「麒麟~」では荒木さんでしたが、「剣」では新見錦だ
そうで、「トッカイ」に続いて、伊藤「鴨」英明さんと
暴れまわる事でしょう。

鋼太郎さん後継者?は、横田さんか谷田さんかと思って
いましたが、ここに来てダークホース登場、かもです。

「剣」は、原田監督なので、レギュラー(笑)大場泰正
さんもご出演なので見のがせません。

そう言えば、コロナ延期のため、今年は同じ司馬さん原作の
「峠」も同じ年公開で被ってます
どちらも大好物なので、個人的には有難い限りですが。

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「子午線の祀り~2021ver.」神奈川覚え

神奈川芸術劇場1階席は「アドルフに告ぐ」以来かも
個人的にはKAATは座席運がなく、今回も、場所は良かった
のですが、斜め後ろの、足の長さを座席間スペースに
納めきれない体躯の方の膝に、延々背中を蹴られ続け、
キレそうになりました

ま、怒りのおかげで眠気を一ミリも感じずに済んだ、と
前向きに考えて我慢我慢

さて、噂の「ツアー用大発明セット」は、個人的には
予想的中でしたが、「頂上」で分割可能、可動式三日月
型の「敦」で使われたのと同型のものを、ピアノ仕上げ
なしで活用、でした。
美術が「敦」も「子午線2017」も同じ松井るみさんだから
できた事かも。
(21年版、他も主なスタッフが17年版と同じ)

前回は階段セットでしたので、前後左右移動+αのみだった
のが、今回は、上下しながら回転するように見えるので、
更に躍動的に、それも、地球の自転のように見えるのが
素敵でした
但し、回るセットに乗る、飛び降りる(ほぼ義経氏)が
頻度高く、タイミングがずれると大怪我しそうで
心配です。

衣装は見た限り前回と同じ。

メインでは唯一の新キャスト、吉見さんの梶原は、
神経質な策士今井朋彦さん梶原と違って、もう少し、
関東の土の匂いがしました。

成河くん義経は、前回より少し語りに現代演劇の
匂いがしましたが、星くん弁慶とのコンビはより繋がりが
深く見えました
(冒頭、凸凹二人で腕組んでの登場はちょっとズルい(笑)

客席にはKAAT現芸術監督の白井さん、次期芸術監督の
長塚さんがいらして、思わず「ファウストの悲劇」キャスト
勢揃い、と思ってました(懐かしい)

前回、3幕4時間20分だったものは、2幕3時間に短縮され
ましたが、文庫本で復習した限り、登場人物を減らした
部分の短縮がメインで、登場しているメンバーの活躍は
余り短くなった感じはせず、良い意味で主題が明確に
なったかなと感じました
(勿論、短ければ良いとも、長いのが良いでもないです)
そうそう、前回、登場までに90分を要した源氏方も、おかげで
60分あたりまでにご登場、で、メリハリがより出ました。

細かい感想は改めて。

何より、カーテンコールにかかった曲のタイトルが思い
出せず、モヤモヤ中。

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パンフレットは捨てられない!、そして古典と現代演劇の境目って・・・?

Natsushunkin

成河くんご自身のブログによれば、今回の「子午線~」楽屋
暖簾は、村井国夫さんからのものでした。

お二人の共演で印象深いのは、新国立でのケアードさん演出
版「夏の夜の夢」
村井さんオーベロン、麻実さんティターニア、そして成河
くんはパックで、多分最初に成河くんのレベル違いの
身体能力に驚嘆した舞台だった記憶があります

また、今回の「子午線~」絡みで、ネットをうろうろして
いたら、上下旬のズレと、劇場の違い(主劇場/トラム)は
ありますが、奇しくも同じく3月にSeptで現代解釈のもと
「渡海屋大物浦」を上演する木ノ下歌舞伎の木ノ下さんと
劇作家の岸井大輔さんと成河くんによるオンライントーク
「現代演劇としての平家物語」。

結局1時間以上のものを延々と聞いてしまったのですが、
その中で、成河くんが、「子午線」にしても、「再演」
ではなく、諸事情による中断を経ての「続演」だと言って
おられて、なるほどと思いました

成河くんにとっては、5年間に四演された「春琴」に携わって
実感されたようですが、考えてみれば、このトークの根幹の
一つでもある歌舞伎にしても、また、萬斎さんの主戦場で
ある能狂言にしても、さらには文楽にしても、日本において
しっかりレパートリーシステムを持っている古典演劇では
配役、組み合わせを変え、また、同じ役者が
年を取って
同じ役を演じる事はごく普通で、いちいちそれを「再演」
とは言いませんし、客もストーリーは知ってる前提で
筋の展開より、役者の身体、芸の変化を見て楽しむ
のが醍醐味だと思います

イギリスにおける、シェイクスピアも同じような感じ
かもしれませんが、それこそトーク中に出てきますが、
古典も現代演劇も同じ役者がやるかどうかが決定的に
日本と違うんですね

それと日本人にある、歌舞伎などの古典を現代劇と違う
ジャンルにしている意識も私にはちょっと不思議です。
現代演劇を観る前に歌舞伎鑑賞を習慣にして
しまって
いたので、わたしの中には「古典を観る」と「現代劇を
観る」、という意識の違いは全然ありません。
そもそも「歌舞伎を観に行く」ではなく、「仁左衛門
さんを観に行く」のであり「菊之助さんが武智を初役で
されるから来月は「馬盥」を観に行こう」という感覚で、
それは現代演劇で「成河くんを観に行くぞ!」とか
「ハムレットをやるから観に行こう」というのと、ミー
ハー心的にはなんの違いもありません。
そのあたり、両方ある贅沢を同様に楽しめるのは
有難いと思いながら、どうやらその感覚はそれほど一般
的ではないのかもしれないと思います。
だからこそ「子午線」だったり木ノ下歌舞伎だったり、
コクーン歌舞伎が評価されるかもしれませんし、続け
ていく必要があるのでしょう

ともあれ、これだけ思い出せたりするので、やっぱり
パンフレットって捨てたらダメですね(結論はそこ)

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ミュージカル「イリュージョニスト」を観る

Illutionist

日生劇場。

約1年前に同じ日生劇場で「天保十二年のシェイクスピア」を
上演していたのが、楽日を待たずに公演終了したあたりから
上演、というものがいかに奇跡的に成り立っているのだと
痛感し続けているわけですが、この公演は更に様々な紆余
曲折を経て、わずか3日間、公演形態の変更も余儀なくされ
ながらも、まずは実現したこと自体が貴重でした。

その残った日程の中のチケットだけを持っていたので、もの
すごく準備と予防と注意を払い、心して拝見してきました

まず、この舞台を面白いと感じた理由の一つは、結末を
知っているものの、プロセスを楽しむ、答え合わせ的な
面白さがあったこと。

いまドラマ「天国と地獄」を執筆されている森下佳子さんに
よる大河「女城主・直虎」が非常に面白かったのは、毎回の
タイトルが、ひと捻りされていた事もでしたが、本能寺や
関ヶ原など、戦国の有名な事件の解釈が、ものすごく斬新
だったからでした。
(終わったばかりの「麒麟」もそうでした)

分かっている結末のプロセスが通説と違っていても、
この登場人物のキャラクター、設定なら、そういう仮説も
あり!、というワクワク感、心地いい、やられた感を
感じる訳ですが、この作品でも、名前は変えてますが、
時代とオーストリアという舞台設定、過激な思想に
心酔し、父親である皇帝と確執、という前提から、観客、
特にミュージカルファンなら、皇太子はルドルフが
モデルだなとなんとなく推察します。
そうなれば、当然、最後に自殺することも、うっすら予想が
つくわけで、そういう「自殺するプリンス」という
ゴールは一緒でも「エリザベート」と違って、婚約者の
裏切りに我慢できず殺した挙句、隠蔽に失敗し、
「露見」。
周囲から追い詰めらた上での拳銃自殺、と言うのは、マイ
ヤーリンクが完全に解明されていないらしい中では、あり
得るもう一つの可能性として楽しめました。
作者がどういう狙いだったかは別ですが、歌舞伎や
文楽ではよくある趣向なので、個人的にはかなり面白
かったです

もう一つは、私は映画で予習していましたが、一旦、ミス
リードで殺人犯は皇太子と観客にも思わせておいて、実は
婚約者は死んでおらず、彼女たちの方が一枚上手(うわて)
だった、と言う観客をも巻き添えにする、二重底の仕掛け。
まさにイリュージョン。

結末はそれだけでも、ですが、当初と配役が変わった
結果とは言え、皇太子を成河くん、と言うキャストは、
見てから良い人、な海宝くんが皇太子を演じるよりも
観客が役者に対して持ってしまう(猛烈に誉めてます)
先入観で見事に騙されがち(笑)
もちろん、演出も役者さん自身もそのあたり絶対周到に
逆算して、役割を演じられたと思いますし、そもそも
アイゼンハイムが主人公ですからそっちか!となるのが
趣向でした。

アイゼンハイム(観客)目線から 見れば、皇太子は
確かに許すまじモラハラ野郎、ですが、冷静に考えると、
フィアンセを奪おうとし、結局騙しているのはアイゼン
ハイム「たち」の方で、騙された上に、評判落とされ
まくって自殺って、皇太子の中の人推し、としては
分かっていてもちょっと悔しかったですが(笑)

しかし急遽の代役とは言え、少し前に「皇后暗殺者」を
演じていた方が、しかも、考証に従ったにしても、見事に
そっくりの衣装でご登場と言うのは、ファンとしてはかなり
痺れました。

しかも、アイゼンハイムのイリュージョンを観る(ご高覧の
類)シーンで、舞台に見立てた客席に向かって、舞台
前端センターギリギリに椅子を置き、人差し指を噛み
ながら身を乗り出し、ショー(客席)を睨み付ける姿は、
かなり瞳キラキラ(シチュエーションはギラギラですが)を、
パンフレットの写真ともども、しっかりビジュアル
的にも堪能させていただきました(笑)

さすがに皇太子役となると、棺にノールック
ジャンプ
以外は今回は役柄上、お得意の身体能力発揮は
ちょっと
控え目でしたけれど、1ヶ月して義経に転生すれば、八艘
飛びも鵯越えもしたい放題(違う)

歌については、詳しいテクニックは解りませんが、海宝
濱田さん、愛希さん、栗原さんなど、四季出身と宝塚
出身のメインキャストが揃い、不協和音と4分の3、
もしくは8分の6みたいな不安定な曲を揃って歌いこなして
おられたので(濱田さんとか栗原さんとか、どこで
ブレスしてるかわからない難曲がありました)すごかった
です
成河くんの曲では、舞台前で群衆が全く違うメロディを
歌う後ろでの「解けない謎はない」とか、かなり複雑
そうでした。
そう、全体の曲の雰囲気は、石丸さんで見た「モンテ
クリスト伯」に似ていたかも。
(「モンテクリスト」は東宝ミュージカルの中で個人的に
一番もう一度見たい演目←ここ太文字です)

コンサート形式にしたために、多分フルバージョンなら
見ものの一つになったと思われる肝心のイリュージョン
シーンが判りにくくなったと感じた以外は(といっても
映画のイリュージョンシーンがかなり安っぽいので、
それに比べたらリアルの舞台であそこまでなら全然OK)
素晴らしい仕上がりで、わずか3日間という期間が勿体
ないと感じましたし、改めて、フルバージョンで上演
されたら、なお魅力的な作品になるだろうと思いました


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2021.02.21

「FlIX」インタビュー

いよいよ開幕の「子午線~」関連での、萬斎さんと(リモート)
成河くん(対面)それぞれのインタビューが掲載された
雑誌「FLIX」を読みましたが、一番の個人的ツボは、
YouTubeで配信されている、去年の神田伯山さんを
ゲストに迎えての「解体新書」内での、萬斎さんによる
「なんちゃって講談『奈須与市語』」を、どうやら
成河くんが見て聞いていらしたらしく、その萬斎
さんの真似をされた、と言う写真と一文。

↓で万作先生義経を耳コピしようとしている成河くんなら
「奈須与市語」できるのでは?などと、妄想を書いて
いますが、どうやら当たらずと言えども遠からずの
模様。
聞けたインタビュアさん、羨ましい限りです

「子午線~」2021ver.の義経さんが、どうバージョン
アップされているのか、今や、期待しかありません。

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2021.02.17

「わが魂~」の五郎と維盛が、13年経って光秀と光秀になった件。

3月に、国立劇場で、菊之助さんが、岳父・吉右衛門
さんの監修で、「時今也桔梗旗揚」の、武智久秀
(明智光秀ですね)を演じるというニュースがネットに
上がってました。

菊之助さんが、舞台で共演して以来交流があって、「麒麟」
光秀、長谷川くんに相談した、という記述に、二人が
はてどこで共演?と思ったら、そう、このお二人、蜷川
さん演出、萬斎さんが主人公の実盛を演じた、コクーン
での舞台、「わが魂は流れる水なり」で、菊之助さんが
実盛の「息子」の五郎、長谷川くんが、御曹司・維盛
役で共演されていたんでした。

当時、菊之助さんは、音羽屋さんの恒例行事、五月の
團菊祭をお休みしてまで出演され(その少し前に、蜷川
さんが、単身?歌舞伎に飛び込んでの「十二夜」を
歌舞伎化して好評を得たなどのご縁?)、長谷川くんは
まだ「セカンドバージン」出演前で、まだブレイクして
いない、イケメンで、蜷川さんに鍛えられている役者
さんの一人でした。
この役も、同じ年の「から騒ぎ」でも、さらには「セカ
ンドバージン」と同じ2010年の「ヘンリー六世」での
フランス王でも、舞台ではひょろっとした愛すべき天然
キャラを楽しそうに演じていらしたのですが、そこから
13年、お二人の立場もずいぶん変わりましたが、
交流が続き、そして二人とも明智光秀を演じる年齢、
キャリアになったのか、とちょっと感慨深かったです。

ちなみに、最初に見たネット記事には「07年の舞台で」と
ありましたが、多分「わが魂~」は2008年5月。
何しろいまだに私の部屋には、真っ黄色に変色した
「わが魂~」の大ポスターがかかっているので、多分
間違いないです(笑)

そして別当実盛だった萬斎さんは、今週末、知盛に転生して、神奈川に降臨です。

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ぴあwebに成河くんインタビュー


勿論、「子午線の祀り」再演について。
前後編の前編。
前回、義経を演じるにあたり、オリジナル義経、万作
さんの耳完コピを試みられたとか。
まるで、伝統芸能独自の、口伝による稽古そのもので、
いや、成河くんなら、そのまま万作家弟子入りしたら
「那須与市語」とか披けそうです(笑)

個人的には足掛け5年にわたる心配事からどうやら
解放されそうな風向きになってきた事もあった上に
このインタビュー、かなり気分よく一日がスタート
できました(笑)

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2021.02.16

映画「影裏」の中村倫也くんに驚く

最近、WOWOWで続けて中村倫也くん出演の映画を
見ました

まずは去年公開の「影裏」。
実は、綾野くん出演というので、ロードショー時に
劇場で見ようかと思ったのですが、原作を先に読んで
みたら、結構地味だったので、映画はどうなんだろう?と
思ったのと、監督が「るろ剣」「ハゲタカ」の大友監督で
およそ原作イメージが違うのが気になって、結局見ない
ままにしていたもの。

で、見たら、やっぱり暗くて地味な映画でしたが(笑)
嫌いな種類のものでもなくて、大友さんてこういう映画も
撮るのかと、いい意味で裏切られました

前置きが長くなりましたが、これに中村倫也くんが出ていた
のは全く知らなくて、途中でいきなり、ものすごく完成度の
高い「女子」で登場したときは、かなりびっくりしました。

「天国と地獄」の、一生くんの内面「彩子さん」芝居を
見ながら、オールメールで上演したシェイクスピア
「から騒ぎ」で、一生くんに男勝りで異様に喋りまくる
勝気女子を演じさせた蜷川さんは全く慧眼、と毎回、
勝手に唸っているのですが、中村倫也くんの「女子役」
「女装役」歴?は今回の「影裏」を含め、その上を
行っているのは驚きです

最初に倫也くんの「女子」を見たのは一生くん同様に、
蜷川シェイクスピア舞台で、「恋の骨折り損」
ただし、この時はデビュー間もなかったので脇役だった
上に、相当台詞も出番も減らされたそうで、目立った
のは、姜くんと内田滋くんでした。
しかし、数年経っての、「ヴェニスの商人」ポーシャ役
では、強烈な猿之助さんシャイロックと堂々わたりあって
(トーク番組でご自身も、頑張って、蜷川さんから
ダメ出しなかったと言ってました)、舞台の中村くんを
認識した時期でした

更に、ある程度遠くから見る舞台と違って、至近距離で
撮影されるテレビドラマでも中村くんの「女子」クオリ
ティは変わらずで、「お義父さんと呼ばせて」でも
「キワモノ」にならないし、そして、そこから「凪のお暇」
だったり「ホリデイラブ」などの役柄の振り幅の広さでも、
「中村くんならあり」が確定。

今回の「影裏」も、あの地味な映画に、あの出方で
普通に馴染んでいたのはすごい、と、かなり感心しました。

ちなみに、もう一本は、ちょっと前、2009年公開の
「沈まぬ太陽」
言わずと知れた、山崎豊子原作の長尺もので、映画館で
途中で休憩が入ったのを覚えています
(途中休憩が入るのは、個人的には「風去り」「ゴッド
ファーザー(2)」「ルードヴィヒ」「ディアハンター」が
印象的で邦画では珍しい感じがしていました。
一部の黒澤作品とかそうらしいのですが、映画館で見て
いないので実感がありません)
とにかく冒頭の、有名な機内で父親が走り書きをする部分で
毎回涙腺崩壊してしまうのですが、今回その父親の息子役が
中村くんだったことに気が付きました
(勿論、まだずいぶん若い)

ついでに言うと、これはさらにクレジットを見て、主人公・
恩地の息子の子供時代が、北村匠海くんで、成長した
娘役が戸田恵梨香さんだったのにもびっくりしました。
そして、ラストに行天の前に立ち塞がる、東京地検
特捜部の検事役が、のちにWOWOWドラマ版(2016年)で
恩地を演じることになる上川さんだというのも、
なかなかびっくりでした
(このあたり完全に忘れてました)

まあ映画においては長尺としても、あの原作から
すればどうしても物足りない部分があって、個人的には
ドラマ版の方が(特にエンディング)面白い気はしま
した。
四月からは、同じWOWOWドラマ枠で、同じ山崎豊子
原作の「華麗なる一族」がオンエアされるのも、期待
しています

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「青天を衝け」初回(とりあえず)

先週まで風間くんだった家康さんが、いきなり中野渡頭取に
なって登場したのには、流石にびっくりしましたが(違う)、
まずははさらっと。

蚕が「ムーミン」のニョロニョロのように踊るのは、朝ドラ
「エール」の初回冒頭同様、かなり微妙でしたが、(多分、
虫が苦手だと、いくらチビ栄一が可愛くても、目を細めて
見る事になるのでは)、タイトルバックのダンス指導が
小野寺修二さんだったり、お久しぶり登壇の、テーマ曲
指揮がリアル渋沢家の子孫の尾高忠明さんだったり。
何より渋沢家の若い者の一人、朔兵衛役で、小久保くんが
登場していて、「お!」となりました(結局そこ)

タイトル字は杉本博司さんだそうですが、出方は「美の壷」、
アラジンの魔法のランプ風なのは、力強さに欠ける気が。

とりあえず、草なぎくんの慶喜(とチビ慶喜くん)が文句
なし、只者じゃないオーラ全開で、吉沢くん栄一は、ひた
すら走っていた印象です

草なぎくんは「新選組!」では榎本武揚さんをなさって
いて(その後のスペシャルドラマでは愛之助さん)、どちらに
しても、倒幕側ではないイメージのようです

それにしても、渋沢栄一はともかくとして、ここ10年くらい
大河ドラマや映画で、慶喜が色々な解釈で(←ここ重要)、
キーマンとして登場する機会が増えた気がします

勿論、一番インパクトを与えたのは、「新選組!」の今井
朋彦さんの瞬間湯沸し器慶喜。
江戸に引き返してきて、野田秀樹さん演じる勝海舟に嫌味
たっぷりに苦言を呈されるシーンは、舞台っぽくて最高でした。

以降、大河でも平岳大さん(「篤姫」)、小泉孝太郎さん
(「八重の桜」)、田中哲司さん(「龍馬伝」)、松田翔太
さん(「西郷どん」)と解釈の多様性から役者さんも多彩。
因みにNHKのスペシャルドラマ「龍馬の遺言」では、成河
くんも慶喜をなさってて、有能な龍馬の早すぎる死を悼み、
これ以上の内戦が海外列強の餌食になる危険性を指摘する
クレバー慶喜さんで、単発には勿体ないくらいですが、
オトナの事情で今後再放送や配信の可能性が見込めないのが
惜しまれます

チビ栄一/慶喜コンビが余りに可愛いですし、まずは次回は
見ます

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2021.02.15

歌舞伎座「初春一月大歌舞伎」まとめ

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1月から三部制、1部2演目ずつの上演になりましたが
飲食禁止は変わらず。

一部
中止になった「浅草歌舞伎」世代による「曽我対面」
歌昇くんに工藤はさすがに荷が重いかなとは思いましたが、
巻狩の手形の代わりに、浅草寺のお札と言うのが、来年の
浅草での再会(再開)のダブルミーニングになっている
のは上手い仕掛けでした。
しかし、こうやって巳之助くん、梅枝くん、米吉くん、新悟
くんはじめ、浅草世代並んでいるのを見ると、彼らも随分頼も
しくなってきました。

どうしても、一つ世代上の、猿之助さん、幸四郎さん、
菊之助くんなどが、いま様々なチャレンジをしているのに
否応なしに付き合わされて(振り回されて?(笑))いる分、
古典をやれていないかなと言う感じはしますが、特に女形
チームが頑張っているように見えますし、みなさん踊りが
上手いです。

二部は、吉右衛門さんの「七段目」
前半の派手な宴会とかを全面カットしたため、三人侍も
主税も出ないのはさすがに寂しい。
平右衛門を梅玉さん、お軽を雀右衛門さんと、シニアチームは
安定ですが、無難て地味にあっさりで、さすがにちょっと
物足りない感じはかなりしました

「吃又」
猿之助さんの女形、久しぶりに見ましたが、やっぱり上手い。
「詫びろ詫びろ」と言ってた人と同一人物とは信じられ
ません(笑)
しかし凄い汗かいてましたね~
勘九郎くんも上手いのですが、今回、割に地味な役なので
猿之助さんの前では影が薄い…
團子くんが出ていましたが、すっかり大人になってました

「車引」
高麗屋三代共演。
松王は白鸚さんでしたが、「鼻高くない」と思ってしまった
のは、ご先祖の「鼻高幸四郎」の浮世絵のイメージが強すぎる
私の個人的な問題ですね(笑)
染五郎くんが桜丸頑張ってましたが、やっぱりまだまだ
線が細いかな…

「日本振袖始」
当月の随一。
まず背景幕に感動
波の描き方がいつもな歌舞伎の描き割りと違って躍動感が
溢れて素晴らしかったです
梅枝くんが、ちょっと芝翫さん(先代)に似て見えましたが
かなりの長時間、舞台上で姿勢を変えずに横たわっている
のには、びっくりしました

勿論、玉三郎さんが素晴らしく、呆気にとられまくりました
これは映像になっても見たいです

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2021.02.11

街中で「スリルミー」ポスターをみかけた

Thrillme

いきなり有楽町駅前で、「スリルミー」ポスターに遭遇
してしまい、人目も憚らず、写真を撮っちゃいました(苦笑)

しかし、この6人の中に「エリザベート」キャストが3人も
いて、しかも役被りがない上に、ルキーニ役者とルドルフ
役者が、同じ役にキャスティングされるとか、他の
ミュージカルではあまり無い気がします。
それだけ、このミュージカルの役の解釈に多様性が
あるのでしょうね。

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WOWOWドラマ「トッカイ」は地味だか滋味あり

同じ原作者、同じWOWOWによる山一証券倒産を描いた
「しんがり」のようには、話が一直線に進まないので、
ドラマ的にも難しいと思いますが、中坊さんと回収機構の
事は、当時かなり話題になっていたので、あの裏側には
こんな事があったのかと、かなりディープで地味な展開
ながら(やや丁寧に描きすぎて、テンポが遅いとは思う)
面白く見ています

最初に就職したのが、金融機関だったと言う事もあって、
少なくとも外務省話の「石つぶて」(これも同じクリエイ
ティブ)より個人的には判る気がするのもあります

そうそう、最新回には、刑事課長役で、最近、「朝顔」
「麒麟」と続けざまに怖(こわ)かっこいい役で爪痕
残しまくる松角洋平さんがまたもご登場!
今回も良い味わい出されてます。

しかし日曜は、この間まで、「麒麟」「天国と地獄」
そしてこれ、と約3時間テレビに釘付けになってましたが、
今週末からは20時台はどうなるか。

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2021.02.09

第28回読売演劇大賞の選考結果

先日、ノミネートが発表されていた、第28回読売演劇
大賞の選考結果が発表されました。

▽大賞・最優秀女優賞=鈴木杏
世田谷パブリックシアター「殺意 ストリップショウ」
及び東京芸術劇場「真夏の夜の夢」の演技に対して
▽最優秀作品賞=「リチャード二世」(新国立劇場)
▽最優秀男優賞=山崎一
「12人の怒れる男」、「23階の笑い」の演技に対して
▽最優秀演出家賞=藤田俊太郎
「NINE」「VIOLET」「天保十二年のシェイクスピア」の
演出に対して
▽最優秀スタッフ賞=齋藤茂男
神奈川芸術劇場「アルトゥロ・ウイの興隆」、世田谷
パブリックシアター「現代能楽集X『幸福論』〜
能『道成寺』『隅田川』より」の照明に対して
▽杉村春子賞=小瀧望=
世田谷パブリックシアター/東京グローブ座「エレファント・マン」の
演技に対して
▽芸術栄誉賞=緒方規矩子(舞台衣装デザイナー)
▽選考委員特別賞=
「現代能楽集X『幸福論』~『道成寺』『隅田川』より」

作品賞と、男優賞・女優賞・演出賞・スタッフ賞の対象作品が
ここまでばらけるというのも珍しい気がします

個人的には成河くんが出演され「VIOLET」、一生くんが
出演された「天保」両方を演出された、藤田さんが受賞
されたことと、「リチャ2」が、それ自体もですが、10年
以上かけて、「ヘン6」「ヘン4」「リチャ3」
「ヘン5」そして「リチャ2」と演じ継いできた新国立の
シェイクスピアシリーズが評価されたことが何より。

しかし、映画なら、受賞記念上映、というのがありますが、
演劇はその評価されたものを、評価後に確認することが
版権関係等の理由で、できないものが多いのが、もったいない
(「殺意」が既にオンエア済み、「天保」はパッケージ発売済み
ですが・・・)
偶然「現代能楽集Ⅹ」は14日に衛生劇場で丁度オンエアがが
あるので、そちらは見てみようと思います

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「35mm : A MUSICAL EXHIBITION」アーカイブ配信はPIAにしました

成河くんご出演の「Defiled」と「35mm : A MUSICAL EXHI
BITION」が期間限定でアーカイブ配信される事が発表され
ました

正直、Blinkyには毎回接続時にイライラさせられるので
どうしようかと思っていたのですが、今回、「35mm :~」は
Blinky以外にPIA LIVE STREAMでも配信あるとの事なので
今回ライブではないのでそこまで焦る必要もないのですが、
迷うことなくPIAで申し込みしました(笑)

有料配信(特にライブ)における接続しやすさは、本当に
重要です

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2021.02.08

「麒麟がくる」最終回

光秀大好き信長くん、DV彼氏だ、まるでBLだと、
ネットでも盛り上がりまくりでしたが(笑)、帰蝶さんと
育成したゲームキャラが、プレイヤーの手に負えない
レベルに成長してしまい、責任取って道連れ回収、と
言うイメージでしょうか。

信長を正論で倒すのはあなたしかいない!と言う空気感で、
散々お膳立てされながら、結局誰も加勢しないのは、
石田三成にさえ(笑)いた、大谷吉継のような盟友が
光秀くんにいなかったのがイタイ。

他社や他部署の先輩にも顔が広く、信頼も厚いのに
意外に同期には人気がなく、友達も少ない秀才タイプに
ありがちなパターン(笑)

しかし、最後まで見たら、やはり、以前書きましたが、
シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」に構造
そっくりだったと改めて実感。
倒されるシーザーが信長、皆があなたしかいない、と
周りに推されてシーザーを倒すブルータスが光秀、
シーザーの腹心で、シーザーを倒して一度は英雄になった
ブルータスを、世論操作で不利にし、結局倒すアントニーが
秀吉。
権力を手にし、クレオパトラと堕落してしまい人気を
失ったアントニーを倒して最終的に勝利したオクタ
ビアヌスが家康で決まり、ですね

ちなみに今回、光秀が生き延びたのか、微妙だったラストの
曖昧さは(それを駒ちゃんにさせたのは更に微妙)、
結局、いつになっても麒麟は来ないと言うメタファーと
受け取りました
「ここ倫」で、ジュダさんも、戦争をしても、平和
にはならない、人間は変わらない」って言ってましたし(笑)

個人的には、配役発表時に絶対キャラじゃないと
思っていたのが、最終的には今回のキャラ設定から
逆算し尽くして完璧に信長にはまった、染谷くんが
MVP、急遽の代役を忘れさせた、帰蝶の川口さんが
敢闘賞。
ちなみに、帰蝶さんが光秀に「隠居するので、是非
渋い茶でも」と言った時には、いや、あの伊右衛門毒殺の
父親の娘に茶と誘われても、毒を盛られそうで、簡単
にはお誘い受けづらいなとは思いましたが、そこまでの
展開はなかったですね

「直虎」の信長が軽〜いやナレーションだったり、濱田岳
さんが、「官兵衛」の部下から本人に出世したのに
セリフ一個、とか、安藤勝家を使いこなせないまま
だったとか、まあ、色々突っ込みどころ満載では
ありましたが、ともあれ、玉三郎さんが、映像に、
それも、男性の役として記録されただけでも、この
ドラマには価値がある気がしています。


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2021.02.07

「ここはいまから倫理です」ジュダ回は濃厚でした(笑)

今まで3回とかなり趣を異にする今回の、「ここ倫」。
当然のことながら、成河くんロックオンで見ていましたが、
開口一番の「その子、ちょーだい」から、ラストの重そうな
扉を背中で閉めて、ちょっと寂しそうにするところまで、
ドラマには珍しく結構な長台詞、しかも当然のことながら
固有名詞と、哲学の言葉満載を駆使、ほぼ「Blue/ Orenge」や
「Defiled」を連想させる密室劇のようでした。
変形のカウンターをいつもの(笑)身体能力発揮して
軽々と行き来するのも、善悪、此岸彼岸という感じもし、
グラスを持ちかえる、渡す、究極一歩距離を詰めるところ
まで、一つ一つ意味が見えるようでした。

高柳先生に本名を呼ばれる、という間柄の理由までは
ドラマ内では細かく説明はされていませんでしたが、これ
まで常に高みから冷静に生徒たちにアドバイスを送ってきた
高柳が、珍しく語気を荒げるくらいには、高柳にとっても
ジュダはなかなかな存在らしいことは伝わってきました

1回のゲストでは惜しすぎる、濃厚な30分でした。
こういう時、CMが入らないって、緊張感が切れなくて
本当にいいですよね
(WOWOWもそれが魅力)

ちなみに、倫理の時間の号令を女子に取られて必死に
高柳に言い訳していた、メガネの生徒を演じている
池田優斗くん、名前に憶えがあると思ったら、なんと、
2016年版、「エリザベート」、唯一成河くんの映像が
納められている、「Black Ver.」で、子ルドを演じて
いるのが、池田くん。
共演シーンはなかったですが、おお、ルキーニと子ルド
時空を超えた再会かと、勝手に盛り上がってました(笑)

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2021.02.05

よしながふみさんの「大奥」最終巻がいよいよ今月末発売

連載開始から17年、実は、丁度、私がこのブログを、始めた
のと同じ年数。
つまり、筧さんが「サイゴン」でエンジニアを最初に演じた
年、更には、岡本エアロン版の、さい芸「タイタス・アン
ドロニカス」が上演された年からの、長期連載が、いよいよ
終わると思うと、なかなか感慨深いです

最終巻は、心して読もうと思います

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2021.02.04

「コールドケース3/汚名」

滝藤さん演じる近藤メイン回。

このところ毎回そうですが、今回もゲストが豪華でした。
犯人として処罰され、自殺した父親を演じた竹原ピストル
さんは、相変わらず、役者と言うより、そこにいる人として
リアル。
その奥さんと、近藤の元妻をそれぞれ、濱田めぐみさんと
水野美紀さんが演じられていましたが、どちらも殆ど
ワンシーンという贅沢。
(濱田さんの映像作品は、そもそもレアなのでは?)
また、兄の放火殺人は冤罪ではないか、の可能性について
問い糺してくる若者に玉置玲央さんでした。

近藤の別れた奥さん話も、これまでは、「コロンボ」同様、
ほぼネタと思っていたのですが、今回は幼子二人の命を巻き
ぞえにした、自宅全焼事件が重なって、かなり刺さりました。
また、三浦さん演じる代理、更にはいつも代理に厳しい
利重さん演じる刑事部長まで、人間味を出していて、
先入観(偏見)、何が正しいのか、何を信じるべきかを
考えさせられる内容でした

しかし、前週の「思い出の渚」と言い、今回と言い、子どもが
犠牲になる話は、フィクションと分かっていても、しんどい
ですね

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2021.02.03

次の大河「青天を衝け」を見る理由ができた(笑)

「麒麟」が今週末に、いよいよ最終回
実は、またラスト前回を見ていません。
いっそのこと、最終回前と最終回を一気見
しようかと
思っているところ。

実は今更なのですが、ドラマは最後まで残らずみているのに、
「麒麟がくる」だったか「麒麟が来る」だったか、二文節な
ばかりに、うろ覚えのまま、ここまで来てしまいました。
(時々、正しいタイトル確認したりしている)

そうしていたら、なんと、次回作「青天を衝け」も
二文節なんですね(苦笑)
しかも、「衝け」漢字がそもそもなじみがないのと、「つけ」
なのか「つく」なのかも覚えっらい。
何より、明治期を描く大河は、なかなか難易度が高いので
(「八重の桜」にせよ、「春の波濤」にせよ「獅子の
時代」にせよ)あまり乗り気ではなかったのですが、
先日、「プレマップ」で初番宣を見たら、音楽が、
「龍馬伝」「るろうに剣心」「ハゲタカ」「運命の人」
「コードブルー」の音楽も担当された、佐藤直紀さんと
出ていて、もう、それだけで「見る」、決定しました(笑)

それにしても、いまだに私の中ではサントラをヘビロテ
している「龍馬伝」が、放送からもう10年以上経つ、
というのもなかなか感慨深いものがあります。とりわけ、肝心の龍馬暗殺シーンに(犯人役は現・
猿之助さん)「愛媛県知事選〇〇当選確実」のテロップが
流れてことは、絶対忘れないです(笑)

ともあれ、ということで、来年は音楽目当てででも
見てみようと思います

ま、個人的には、今後、この時代をやるなら、佐々木譲
さん原作の「武揚伝」が、イチオシなんですが。


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2021.02.02

「ここは今から倫理です」予告編

土曜日の3回目オンエア後に、分の予告編が流れて
ロン毛にバーマの(「チワワちゃん」のシマくんのような
シルバーではなく、黒っぽかった)成河くんが
ちらりと
映り、また、今朝、朝一番にオンエアされた、「キャッチ
アップ〜『ここは今から倫理です』」と言う5分番組
では、別のシーンが映りました。

見た目は予想(期待?)ほど過激ではなかったですが(笑)
本編がどうなっているか、久しぶりの映像出演、楽しみです

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