映画「侍タイムスリッパー」を見る
お彼岸の三連休、舞台の予定はすでに詰め込んで
いましたが、さらに映画もと目論んでいました
最初「スオミ~」にするか「ラストマイル」にするかと
思っていたのですが、時間確認のためにTOTOシネマズ
サイトを見たら、少し前に、山口馬木也さんが出演の
時代劇自主製作映画が、単館ながら東京でも劇場公開
される、とニュースになっていた映画「侍タイム
スリッパー」が、いつのまにかロードショー館でも
拡大公開されていて、とは言え、期間短いと見逃し
そうなので予定を変更して見てきました
同じような経緯で最終的に大ヒットとなった映画に
因んで「第2の『カメ止め』」と言われたりしていて、
確かに映画を撮影すると言う内容もは似ていましたし、
またメイキングを読めたら随分面白そうなのにパンフ
レットがないとか、監督が他にも10くらい役割を
兼ねている、とか、映画の助監督さんが助監督役として
出演もしているなど、自主製作映画あるあるもたくさん
ありましたが、仕上がりは自主製作映画、と言して
イメージするものよりは随分本格的だったのは、
脚本の内容に共感した京都の撮影所が全面協力された
と言うのが大きいかも知れません
ざっくりいうと、幕末から京都の撮影所にタイム
スリップしてきた、山口馬木也さん演じる侍・高坂が、
時代劇の斬られ役俳優として活躍?する京都の時代劇
撮影所のバックステージもの
時代劇撮影所のバックステージもの、と言えば.川栄李奈
さんヒロイン、本郷奏多さん斬られ役役者若手、
松重豊さんベテラン斬られ役役者による朝ドラの
「カムカムエブリバディ」の第3部で随分細かく
やっていたのを見ていたので、やや既視感があり、
途中ちょっと大丈夫かな、と思いましたが、後半は
違う展開を見せました。
後半登場した冨家さん演じる「時代劇の大御所俳優」
風見さん(実はこの方も…)に相手役に抜擢されての
映画撮影のクライマックスがシーン撮影がこの映画
自体のクライマックスで、まあ、もうそこは山口さんと
冨家さんのかっこよさが炸裂
ここについてはかなり役者さん頼みだったかも(笑)
因みに撮影シーンでの「カメラは止めるな!」セリフは
狙いですね(笑)
映画はまた時代劇映画が作られていく日常で終わって
いましたが、冷静に考えると、高坂や風見のような
「プロの人材」がいないと、時代劇の存続は難しい、
と言う結構シビアなメッセージをも含んだ結論に
なっている気もしましたが、ともあれ、脇でいつも
渋さ炸裂の山口馬木也さんを2時間たっぷり拝見できで
満足しました。