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2024.09.15

国立劇場「夏祭浪花鑑」①九月歌舞伎公演を観る

Natsumatsuri202409nntHanamichi

今月の国立劇場主催公演は、歌舞伎(中劇場で本公演)・
文楽(小劇場で鑑賞教室)揃って、新国立劇場での公演。
だからか、演目も共通で「夏祭浪花鑑」
同時に両公演買うと「夏祭割」で、ちょっと割引に
なったので、勿論両方を、折角なので同じ日に拝見
しました

まずは歌舞伎。
彦三郎&(坂東)亀蔵兄弟による九郎兵衛/徳兵衛コンビに、
(片岡)亀蔵さん義平次、男女蔵さん三婦に歌女之丞
さんおつぎ。
宗之助さんお梶、そして孝太郎さんお辰、と、歌女之丞
さん以外は初めて観る配役でかなり新鮮でした。

「住吉鳥居前の場」は、なんかちょっと微妙。
初日から暫く経っている割にはなんだかもたもた
したのはなぜ?(笑)
個人的には、みながそのために意気地を見せる、
肝心の玉島磯之丞と恋人の琴浦コンビがちょっと
(かなり)魅力に欠けてて残念

しかし「釣船三婦内」からガラリと変わります。
これまで、余りこれぞ、な役柄を拝見してこなかった
男女蔵さんの三婦が登場するや、左団次パパ譲りの
「規格外」感が炸裂して、三婦の「まだまだ数珠
くらいじゃね」な現役感がリアル
更に孝太郎さんの「かっこいい」お辰さんが登場
すると、舞台がイキイキ動きはじめた気がしました
歌女之丞さんを加えた3人の熱気あふれたやりとりが
落ち着くと、すかさず(片岡)亀蔵さんの義平次が
不穏な空気を醸して登場。
観客は義平次がおつぎが騙しているのを知っている
だけに尚更。
そしていよいよ、ご機嫌に気力パンパンの団七が
登場するも、帰りが遅いのは致命的。
義平次の企みに気がつき、凄いスピードで義平次を
追尾
(新国立の扇形客席に沿わせた変形花道のため、直ぐに
追い付く(笑))

亀蔵さんの義平次は、体の大きさを殺してますが、
ガタイが良いのと、資質、何よりまだお若い分、
性分としてどうしようもなく悪どい、と言うより、
完全に金に目が眩んだ、と言う感じでした
(「道具屋」とかを出してないから、でもある)

彦三郎さん団七は、やはり若さが生む安心(安定)感は、
いくら上手くても、見ているこちらが心配になったり
する先輩役者さんにはない強み。
そして見得の姿の良さ、何より羽左衛門さま以来、
こちらのおうち伝統の声の良さが際立ちました

新国立の、広い横通路を、まるで宝塚のエプロン
ステージのように使って、跳ねる神輿の一行を通ら
せたのは、歌舞伎座や国立劇場ではやりたくても
できない演出で、上手いなと思いました

次は夜の文楽へ

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