劇場アニメ「ベルサイユのばら」
色々予想外で、なんとも不思議な出来上がりでした。
原作も半世紀、既に舞台も定着している令和の今、
わざわざアニメ化すると言うなら、今の3Dとかのテクノ
ロジーを駆使すれば、立体的なキャラクターでも原作の
イメージを壊さず、ファンを納得させられるのでは、と
オスカルやアントワネットがイメージが違うとか、
今更ならないのではと思っていたのですが、今回のは
完全に原作作画最優先。
池田先生の画やセリフ、心情表現を最大限に活用し、
繋げて再現したものになっていました。
キャラクターが昔ながらの2次元で押し通されていて、
平面的になるリスクを敢えてとったのは、原作ファンを
失望させないためかもですが、間違えると紙芝居になる
リスクもあり、なかなか微妙でした
また、2時間で9巻を纏めるのは最初から無理とは
判ってましたが、マリーのストーリーは輿入れ、
フェルゼンとの出会いや不倫(笑)シーンあるものの、
「私の気持ちはわからないわ」とオスカルに切れて
みせたあたりでぷっつり登場が途切れ、次に登場すると、
どうやって和解したかは一切語られないまま(原作で
知ってる前提)国王との子供を慈しむママになっていて
びっくり
途中のデュ・バリー夫人との不和と強制お声がけ、
首輪事件、あたりも全面カットで説明すらなく、
そして、後半は完全に脇役に
オスカルの死とバスチーユ陥落がクライマックスに
なっていて、フェルゼンによる逃亡劇の失敗から
バリ幽閉、断頭台までが全部、銅版画風イラストの
エンドクレジットと共に、ナレだけで語られると言う
荒っぽさには更にびっくりしました
これはもう劇場アニメ「ベルサイユのばら~オスカル編」と
ちゃんと言った方が良い(笑)
オスカルにしても、ロザリーが一瞬登場するものの
エピソードが全カットでしたしね
一方、後半国王軍から離脱したオスカルたちがバス
チーユに向かう一連は、原作ではオスカルのキラキラと
感情爆発でページ一面埋め尽くされていて、時間や
位置関係がよく判らないのが、アランくんの大活躍も
あって、今回初めて大変よく理解しました(笑)
それにしても、原作の数々の名セリフ、目で追って
読んではいましたけれど、改めて耳で聞くと、当時の
掲載が「週マ」だった事を考えると、飛び抜けて
「おませ」(死語か)な作品だったんですね
更に更にびっくりしたのは、まるでミュージカルか
宝塚歌劇、アニソンコンサートのように、ところ
どころに、花やら花やらのクルクルを背景に、ストーリーは
一切展開せず、4キャストが歌いあげる、レビューの
ようなシーンが挟まれていた事。
加糖和樹さんのようなミュージカル俳優さん(アラン役)は
ともかく、最近の声優さんは歌が上手い方が多いのか、
歌が上手いのが声優さんの条件なのか、と思います。
ともあれ、全体レトロさにあふれて、何とも不思議な
映画でした
初日に行ったので、特典は頂きましたが、グッズの
一部は既に売り切れていて、そこはさすがオバケ
コンテンツでした。
私もうっかり?サンリオが二頭身キャラクターにした
4人のクリアファイル買ってしまいました〔嗚呼)
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