映画「教皇選挙」が面白すぎる!
行われるものかくらいは知っているコンクラーベ
(教皇選挙)をテーマにした映画。
名優レイフ・ファインズが主演だし、これは期待!と
初日に伺いましたが、他にも同じように感じた方が
多かったようで、初日とは言え、こんなに満席回
だらけの作品、久しぶりでした
そして期待に違わず
謎に包まれた、その内部を覗きみるような感覚で
描かれる密室ミステリーは、それが教皇選挙という
特殊な設定と言う部分で、また生臭い人間
ドラマ
として絶品でした。
組織のトップを決める身内だけの相互投票システム
ですから、それが聖職者であっても清らかてあり
得ないのは、全ての人間組織において免れない事の
ようで、派閥争いに中傷合戦、ルール破りは当たり前
疑念と疑惑、戦争だ!と言いきる血の気の多い枢機卿も
いる始末。
しかし、公平のために全員を隔離しているあいだに、
「壁のすぐ外」では予想もしていない事件が発生。
レイフ・ファインズ演じる、コンクラーベを取り
仕切るローレンスは、選挙管理委員として、また
まるで探偵のように冷静にコトにあたろうとするものの、
徐々に自身にも若干の野心も生まれるわ、信仰に
迷いが出るブレっぷりを見せるのがまたリアルだし、
一方で、男性社会の教皇庁においては多くの権限を
得られていない修道女たちのほうが余程正論だったり
する皮肉
ラストに漸く誰もが納得しうる新教皇が選ばれたと
思ったとたんに、ローレンスは信じられない事実を
知らされるどんでん返し!
そう来たか!
初日すぐですし、ラストのネタバレは止めておき
ますが、脚本家さん、凄い手腕でした
暗い室内、息を吸う音、僅かな物音(エレベーターの
自動音声まで最初から字幕にしていたのには理由が
あった!)、緊張感を誘う音楽、システィーナ礼拝堂の
セットの再現ぶり(「大塚国際美術館」でリアルサイズを
体感した感覚ですが)し、とにかく、客席も、携帯の
着信音どころか、飴かガムかの包み紙の音すら響き
わたるくらいの緊張感
本当に集中して見られたのが良かったですし、この
映画はそうして見る覚悟(マナー)ない方は配信
まで我慢がお勧めです。
何人もの候補者が次々登場する前半は、皆揃いの緋色の
マントと丸い帽子、と言う同じ服装のため分かり
にくい部分もあったので(徐々にわかる仕掛けも上手い
のですが)結末を知った上でもう一度見ても、さらに
理解が深まるかも
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。



コメント