「マハーバーラタ戦記」再演版オンエア
歌舞伎の「マハーバーラタ戦記」、待ちかねていた
23年の再演版が衛生劇場でオンエアされています
初演との最大の違い、そしてファン最大のサプライズ
だったのが、芝のぶさんの鶴妖朶(づるようだ)王女!
この芝居の主人公、迦楼奈(かるな)に深く係わる
重要な役でありながら、初演の鶴妖朶役だった七之助
さんが再演に出演されないのが事前に判っていたので、
誰が演じるのかが気になってはいたものの、歌舞伎
界の悪弊で、チラシに一切出なかったため、劇場に
行ってびっくり!
しかも抜擢に応えての大活躍だったのに、それから
では手を出せるリピートチケットがなく、悔しい
思いをしたものです。
(この悪弊については、4月の「木挽町の仇討ち」も
そうでした。
染五郎くん演じる主人公の母親役だったらしいの
ですが、やはりチラシに名前がなく、迂闊にチケット
一回しか持っていなかったのが、「七つの会議」
案件でチケット飛んだため、生で見そびれてます。
「並びの傾城」や「新造」「女房たち」と違って
きちんとした役がついている役者さんは、もう少し
番付上でもちゃんと扱って頂きたいです!)
何しろ結果として芝のぶさんは、この役と、もう一つ
「F F X」歌舞伎の演技で、この年の「読売演劇大賞」
に個人としてノミネートされ、最終的に「審査員
特別賞」を受賞!されていますので、ほんとに勝手に
悔しい(涙)
さて、話は逸れましたか、録画したので、もう鶴妖朶
さまパートばかり再生してます(笑)
セリフがたくさんあるし!(笑)
しかも、七之助さんはなさってないのですが、再演版
では、ラクシュミー役も兼ねていて、冒頭から登場
ラクシュミーは日本で言うところの美神・吉祥天
ですから、もう眼福眼福、でした
それにしても「マハーバーラタ」を含めて、これに
限らず、神話系の物語は、世界観が壮大な上に登場
人物がたくさん。
普段見なれない聞きなれない名前が多くて、ちょっと
気を抜くとすぐ話が見えなくなるので大変(笑)ですが、
こうやって生身の方がなさって下さると、やはり
頭の中での変換力があがるので、理解が深まります(笑)
特に片仮名名前は、読めなくても字面の塊で理解
できる漢字名前より情報量が少ないのでより大変
(神話に限らず、ロシア文学とかあるある)
今回のおかげで、僅かでも「マハーバーラタ」の
世界に触れられて良かったですし、もう少し日本の
神仏との関連の理解を深められたら、更に楽しめる
かも。
しかし、本当に芝のぶさま、カッコよ、でした(笑)
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