映画「国宝」がすごすぎる
映画自体としても3時間弱1秒も緩むことのない
構成は、エンディングの井口理さんの歌まで一貫
して素晴らしかったのは勿論ですが、歌舞伎を人よりは
良く見ているとは思う、歌舞伎ファンの立場からしても、
吉沢くんと横浜くんの歌舞伎舞台姿が本当に魅力的で
素晴らしかったのがまず圧倒的でした。
顔だけくらいアップで寄っても全く隙なく、いかにも
歌舞伎役者さんらしいし、何より「藤娘」「鷺娘」
果ては難局「道成寺」に「曽根崎心中」まで、吹き
替えなくなさっていて、途中から映画なんだかドキュ
メンタリーなんだか、そもそも原作を読んでラスト
までわかっているのに画面に没入し、泣きまくり、
終わってから涙と疲労感で大変でした(汗)
構成は、エンディングの井口理さんの歌まで一貫
して素晴らしかったのは勿論ですが、歌舞伎を人よりは
良く見ているとは思う、歌舞伎ファンの立場からしても、
吉沢くんと横浜くんの歌舞伎舞台姿が本当に魅力的で
素晴らしかったのがまず圧倒的でした。
顔だけくらいアップで寄っても全く隙なく、いかにも
歌舞伎役者さんらしいし、何より「藤娘」「鷺娘」
果ては難局「道成寺」に「曽根崎心中」まで、吹き
替えなくなさっていて、途中から映画なんだかドキュ
メンタリーなんだか、そもそも原作を読んでラスト
までわかっているのに画面に没入し、泣きまくり、
終わってから涙と疲労感で大変でした(汗)
また、映画ならではで、舞台奥から客席側に向けた
アングルで、いつもは見られない早替えや、「道成寺」
クライマックスの鐘に乗る段取りを見られたり、
(先月、歌舞伎座の音羽屋襲名で、まさに「道成寺」が
かかりましたので、なおさら)幕が開く前の舞台とか、
袖からなど、いつも見られない角度からの舞台が
見られたのも興味深かったです。
また、南座や国立(楽屋口)など、見知った劇場風景も
あり、歌舞伎好きにはおおっと思いながら見ました。
役者さんも、主演のお二人以外も印象深く、何より
田中泯さん!
さすがダンサー、なんですが、冒頭の「鷺娘」の踊る
姿とか、先代の雀右衛門さんのようでしたし、老女形
らしい佇まいも見事でした。
また寺島しのぶさんが、主人公二人の師匠の奥様で
出演されていたのが、やはり歌舞伎の世界の空気感が
あって格別でした。
映画館は朝イチ上映にも関わらず9割がたの入り。
封切りからすぐという事で、関心の高い方が多かった
からと思いますが、途中、私語や物音、スマホの
ライト点灯や着信音がする事もなく、集中して見られた
のも良かったです。
原作に比べて女性たちの描写がかなり省かれたのは
惜しまれますが、何しろ長い、と言う時間的な制約が
ありますが、できればもう一度見たいです
但し見た後の疲労感がかなり来るので、体調は整えて
見る必要がありそうですが。
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