イキウメ「ずれる」を観る
シアタートラム
イキウメのお芝居とはパブリックシアター企画の
「現代能楽集」シリーズの一つとしての「奇っ怪」が
出合い。
去年の劇団メンバーによる「奇っ怪」再演もやはり
素晴らしかったですが、正直、全作品が相性が良い訳
ではありません。
人間が、無意識に見ないようにしている傲慢さや醜さを
暴いて見せつけてくる感じがするのが、なかなか
しんどくなるからだと思いますが、それでも作劇の
巧みさ、また、浜田さん安井さんはじめ、役者さんが
作品同様、市井にいそうなのに、一線を画す個性が
隠しおおせないところが見逃せない、と思ってしまう
のだと思います。
この、当たり前に見ている日常風景から、底知れぬ
気味悪さを炙り出す「イキウメ」の手法は、勿論
今作でも炸裂
アレとかソレが実体化されて舞台上に出ていたら、
途中で席を立ったはずの、私には一番苦手なジャンルの
ホラーやスプラッターで、実物を出さずに想像力が
信じられる舞台で本当によかった(汗)
映画やドラマで、リアルを目指されたら耐えられません
それでもヒトも動物、生き物の一つに過ぎないのに、
なぜ他の生き物の犠牲は当然のものとして看過れ、
ヒトだけが重く扱われるのが当たり前なのか、と問い
かけられているように、また、そのために今、環境の
苛烈化など、自然からの返り討ちに遇っているのか、
とか、自分の中で勝手に肚落ちしていました
定期的に開催されていた劇団公演は、今回で一旦終了、
だそうですが、引き続き、薄目や扇子の隙間から恐る
恐るの姿勢で(笑)劇団公演を応援していきたいです
多分この「怖さ」に慣れる事はないとは思いますが(汗)
それにしてもタイトルの意味は?
因みにはこれを書くまでわたしは頑なに「ずらす」
だと思ってました(笑)
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