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2025.10.17

「錦秋十月歌舞伎~義経千本桜」(第一部Aプロ)を観る

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歌舞伎座の垂幕は、行った月には都度撮影していますが、
いつもは「[○]月×△歌舞伎」なのに、演目の外題だけ、の
今月のはちょっと珍しいパターン。

先月も2プロでしたが、概ね1日おき交互上演だった
のが、今月は前半がA、後半がBと完全に期間分けての
上演、しかも三部制。
因みに三部の開始が18時40分で終了が21時20分。
会社帰りの平日でも楽々開演時間に間に合う一方、
翌朝がちょっと大変です(汗)

まずはAプロ第1部を拝見。
演目は「渡海屋/大物浦」
銀平/知盛は隼人くん、義経の巳之助くんはBプロで
知盛。
巳之助くんご子息の緒兜(おと)くんが、安徳帝で
初お目見え。
しっかりしてる、と思ったら7歳だそうで、最近の
ご子息たちの初お目見えの中ではゆっくりめ、かも
ですが、泉下の三津五郎さんもさぞお喜びでしょう。
お柳/典侍局は今月もAB通し一役出演の孝太郎さん。
世話のお柳から時代の典侍への切り替えが見事で、
これに限らず、今年の孝太郎さんの歌舞伎座での古典
作品でのご活躍は、素晴らしいです。
入江丹蔵と相模五郎はABで入れ替わりで、Aは松緑
さん丹蔵、亀蔵さん五郎
魚づくしのセリフ以外見せ場がない脇役ですが、
このお二人がなさると、ここだけで見所になる完成度。
隼人くんは初役の知盛を今回、仁左衛門さんに教わった
そうですが、何より、姿の良さ。
衣装とりわけ後半のゴツい白装束に上背が負けない
のと、長い手足が数々の見得(特に横顔)を迫力と
美しさのあるものだったのがまず良く、ラストの
「碇知盛」の入水も大迫力でした。
(舞台裏の下の青い身なりの黒子さんたちが、背面
落ちしてくる知盛のサポートをされているのが見えて
しまうのは3階席の宿命で、これは致仕方ない)

確かにドラマの柔らかい「同心」役も、「火付盗賊改」も
お似合いの隼人くんですが、やはり萬屋さんは伝統的に
古典・時代のお役が合うお顔立ち。
いま萬屋さんのレパートリーには認識されていませんが
「勧進帳」とか見てみたいです。

弁慶は両プロ通して橋之助くん。
先月の「筆法伝授」の梅王に続いて、地味ながら堅実な
立役の役役が光ります。
時々、若い頃の橋之助時代の芝翫パパの気配が漂う
ので、近いうちに「夏祭」とかされないかなとも。
先月、ちょっと贅沢し過ぎた反省で、今月1部Bプロは
チケット買わなかったのですが、今となっては買って
おけば良かったのです。
タイミングあれば幕見かな

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