「錦秋十月歌舞伎~義経千本桜」(第三部Bプロ)
「義経千本桜」の中でも単独上演機会の多い
「川連法眼館」
1部Aプロを観た時に、3階下手席が3部「狐忠信」の宙乗り
用の鳥屋(ゴール)が出来て随分席数が少なくなって
いたのですが、Bプロ2部に伺った時には鳥屋が撤去
されて席に戻っていたので、右近くんが宙乗りを
しない事と、今回、AB両プロ交互にしない(できない)
理由を理解しました
Aプロメンバーは下旬に立川公演もありましたしね
個人的にはラストに宙乗りすれば盛り上がる、は
安易に過ぎると思っているのですが、最近は宙乗りは
しないまでも、「欄間抜け」や下手の「橋?」から秒での
床下から狐になっての登場 とかは、役者さんのお家に
拘わらずよくなさるので、今回の左近くんのように、
典型的な音羽屋型に安心感と共に、ちょっと物足り
ない気がしたのも事実。
このあたりの匙加減がなかなか難しいかもですが、
やはり躍りの上手い役者さんは動きが滑らかで、
「狐」でした。
今回は丁寧に法眼が屋敷に戻り、妻の飛鳥に偽手紙を
見せるところからなのも有り難い。
静は今回、Bプロのヒロイン独り占め(笑)の米吉くん。
個人的には「すし屋」のお里の方が、のびのびお似合い
でしたが、本当に今年の三大名作上演では、この
世代の抜擢と継承・育成が命題だった気がしています。
義経は梅玉さん。
先月、新国立での「忠臣蔵」二段目九段目の本蔵されて
ましたが、今月は昼夜AB合わせてもこの一役(AB共)の
贅沢!
亀井・駿河もで、第一部ABで知盛をしている巳之助
くんと隼人くんがお揃いで登場。
因みに、見てませんが、團子忠信のAプロでは右近
くんが、「もう一足」の「清元栄寿太夫」として、の出演
していたらしいです
松竹130年記念の歌舞伎座での三大名作一挙上演は、
インバウンド需要に加え、他社〔東宝)映画「国宝」と
言う盛大な援護射撃もあって、大盛況だったかとは
思いますが、本当の正念場はこの「特需」後。
場当たり的な新作も一時的な効果はあっても、寧ろ
固定客にはそっぽを向かれる。
国立劇場が担っていたはずの学生団体も劇場レスでは
難しいのか、最近は歌舞伎座でも良く見かけます。
未来の観客育成も良いことですが、いま見たい観客の
チケットが減る事を理解しているのかどうか。
団体受けるなら日程貸切にして「団体専用回」作って
事前解説付けるとかの方が良いのでは?と思いました。
(三大名作の方が、観賞教室として学校の理解も得やす
かったとは思いますが)
11月は江戸の昔なら何イチ注力の顔見世の月に三谷
歌舞伎、12月は京都は定番の顔見世、歌舞伎座は超
歌舞伎、1月は東京四座(歌舞伎座、新橋、浅草、
(新)国立)に加え、大阪松竹座と五座公演。
どうしても脇が薄くなりデメリットはありますが、
浅草は勿論、若手やお弟子さんたちに役が廻りやすい
ので、そう言う楽しみもありますが、さて、どれを
見に行きましょうか。
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