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2026.05.14

歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」を見る

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今年の團菊祭は、左近くんの辰之助襲名披露興行
でもあり、華やかな演目づくしです

昼の部
「六歌仙容彩」
(八)菊五郎さんが、五人の歌仙を早替わりでつとめる
趣向の舞踊。
個人的には舞踊は回避がデフォルトですが、時蔵さんが
小町ならばと拝見
結局「綺麗」しか出ない語彙不足の感想しかありませんが、
「草子洗」とか、能の「小町もの」から採り入れても、
歌舞伎になるとここまで華やかになるか、と、歌舞伎の
「イメージの具現化度」の高さに改めて感心していました

「壽曽我対面」
(七)菊五郎さんの祐経の声のよさは相変わらずですが、
体調配慮されたからか、すでに高座に座った状態から。
襲名披露演目の割に、登場人物は最小限ですが、
大磯の虎(雀右衛門さん)、化粧坂少将(新悟さん)に加えて、
黄瀬川亀鶴(右近さん)がいて、更に朝比奈を出さずに
舞鶴(萬壽さん)、と女性陣が多め
と言うか、幕開き演目で「芳流閣」で八犬伝やっていた
右近くんが、女形で出ていて、更にびっくり。
女形とのダブル、兼ねる役者をめざす、と言う新辰之助
くんへの暗黙のエールかも知れません
(深読みしすぎ?) 
新辰之助くんは最近、女形での伸び代に注目
して
ばかりいたので、寧ろ、「あ、五郎なのね(十郎でなく)」な
感じがしていましたし、桜丸や虎蔵ならともかく、
三宝を握りつぶす五郎のような体育会系立役となると
体格のためか、声にもう少しパワーが必要かも。
襲名口上は(七)菊五郎さん、(八)菊五郎さん、雀右衛門
さん、萬壽さん、團十郎さん、松緑さん、本人の順
でした
成田屋さんの挨拶で気がつきましたが、「令和の三之助」は
かなり年齢差が出ましたね
(菊新は同世代ですが、新辰之助さんだけ歳が離れた)

「鬼一方眼三略巻~菊畑」
吉右衛門さんご存命の頃には割と拝見してた気が
しますが、今回ちょっとお久し振り
実際、ここだけ見ても何のことやら、ですが、この後に
来るのが、「菊畑」には登場しない次男の鬼次郎が
常磐御前の真意を確認するために現在の嫁ぎ先の
一條大蔵卿の屋敷に妻のお京と入り込んで活躍する
「一條大蔵譚」
虎蔵実は牛若丸で、その牛若丸に鞍馬山で剣術を
指南したのが実は鬼一だったとかあり、その後に
「五条橋」が来ると言う、いわば「ビキニングオブ義経」
物語。
特に「菊畑」は舞台面が美しいので、襲名披露には
向いています。
それにしても、虎蔵くん、あんなに可愛い皆鶴姫の
口説きに、そんなはっきり迷惑そうに首ふらなくても
ねぇ(笑)
年上は嫌いなのか(笑)
彦三郎さんの鬼一は、知恵内の中の人との生まれ順を
考えれば、かなり無理がありますが、(中の人の)
ご実弟の亀蔵さんとのWイケボは耳福この上なし

襲名口上は、松緑さん、彦三郎さん、新辰之助さん、
時蔵さん、亀蔵さん
亀蔵さんが「新辰之助さんに初めて会ったのは、産まれた
日(に松緑さんに従いて行って)」と言い、時蔵さんが
「叱られて廊下の隅でしくしくしていた新辰之助さんが
すっかり大きくなって」と言い、松緑パパに「言わなく
てもいいことを」と愚痴る流れでした
それにしても彦三郎さんは勿論、時蔵さん年代が
口上挨拶なさるようになってこられたのも、ななか
感慨深い事です

團菊揃い踏みの「助六」は時間の関係で(なんせ長い)未見
時間ができれば平日に幕見予定
そう言えば、祝幕はちょっとやんちゃな青い辰。
講談の松鯉さんが誂主とのこと
確かに私は背景していませんが、最近、松緑さんは
講談原作の演目を積極的に公演にかけておられる
ので、その繋がりかもしれません

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