府中市美術館「春の江戸絵画まつり~長沢蘆雪展」(後期)を見る
入場制限する混雑、チラシ品切れと予想を上回る
人気で、後期はタイミングをしっかり見極めないと、
と色々考えて、連休の合間の平日の昼前に伺いました
まあ、2度目はチケット半額(笑)と、美術館自体が太っ腹
と言うか、リピート推進してますから混むのも無理ない
更に今回は、チラシもない上に、展示一覧(紙)まで
なくなって、QRをダウンロードする形になっていました
(前期にもらったのを持参して良かった。因みに、
府中では入手出来なかったチラシは、後日、横浜
美術館のロビーで「確保」)
後期もあらゆるカワイイが炸裂
と言うか、あまりのもふもふ人気からか、前期のみ
展示予定だったワンコ図(狗子図)を含む何点かが
通期展示になってました
後期はとりわけ、しっぽくるくる、前足もふもふの、
怖くない虎ちゃんをはじめとした、和歌山・無量寺
さんの動物コレクションを中心に、蘆雪先生の動物愛が
再びここかしこに炸裂
釣糸のようにびよ~んと伸びた蔓の先に開く朝顔の花を、
「萎む前に咲いてるの見られて良かったね~」と
見上げるカエルくんたち、文化庁所蔵で、豪華な
装丁の「花鳥遊魚図巻」は、横座りのぐたっな子、
どさくさに紛れつつカメラ目線のちゃっかりさん、
など、もちゃもちゃな蘆雪のワンコのオンパレード
前期は余りの混雑でしっかり見られなかった、人間に
どうやら闘犬のために首根っこ捕まれるも、あくまで
「嫌だぁ~」と足を真っ直ぐ突っ張って抵抗する「引き
ずられワンコ」や、その後ろから「ボクも行くボクも
行く」と何も知らない仔犬が三匹わちゃわちゃしながら
追いかける(「唐子遊図襖」)、開く度に「目があっちゃい
ましたね~」となる、目線の雀一羽もなかなかですが
(「雀図扇面」)、なにが蘆雪先生を引き付けたのか謎な、
蛞蝓(なめくじ)くん&蛞蝓くんの足?跡だけの扇面とか
(なめくじ図扇面)などは、最早、不思議すぎる蘆雪
先生の美意識アンテナ
また、蘆雪先生は、禅僧・豊干さんと寒山十得と虎の
「四睡図」をいくつも描かれてますが、よほどのんびり
ゆるゆるな虎ちゃんを描きたかったのか、中には
拾得抜きの寒山一人が、カーペット化したグダグタ
虎ちゃんに覆い被さるのやら(人間2人描くのが
面倒だった?)、或いは崖と豊干さんの細〜い隙間に
無理矢理入り込む虎くん(さすがネコ科)、挙げ句には、
余程眠いと豊干さんに直訴したのか、寒山拾得二人に
寄りそう豊干さんの背中に、なんと虎ちゃんの方が
凭れて寝ているのまでいましたが、その虎ちゃんの
寝顔の可愛い事(笑)
一方で、定番デザイン・龍虎図では、天界でパワー
炸裂させる龍に「迷惑なんだよ」と顔をしかめたような
目付きのものや(「龍虎図」)、身体中の毛を逆立てて
「フキゲンなんです!」みたいなのも(「酔虎図」)あり、
これら全部タイガースのTシャツの柄にどうかなと
思いながら見てました(つい)
ずるずる、のたのた、もたもた、もにょもにょ、と
言ったオノマトペがたくさん似合う、とにかく多幸感に
あふれた展覧会でした
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