「トロイラスとクレシダ」(初日)を観る
彩の匡さいたま芸術劇場。
「シンベリン」に続く、今年2作目の「さいたまシェイクスピアシリーズ」
1幕75分、15分休憩、2幕95分で合計3時間5分、とシェイクスピアにしてはまず
まず短め(笑)
とにかく与野本町に近づくにつれて空が真っ暗になり車内から黒雲から雷が実際に
見えてまずヒヤヒヤ。
電車に遅れも途中雨に遭うこともなく無事に劇場に到着しましたが、開幕前から
大きな雷鳴がロビーに響き渡るほど立て続けにして開幕頃は効果音と間違う
くらい聞こえていました。
初日とあってロビーには花がいっぱいで、小野武彦さんには「踊る」チームから、
山本くんには前作「じゃじゃ馬馴らし」で共演した、猿之助さんからも届いて
いました。
舞台セットは全くなく、メインは背丈ほどもあるヒマワリ畑。
イメージは「ヘンリー六世」の紅白の薔薇の植え込みと同じでした(その薔薇の
植え込みも再登場してました)
今回はオールメール初の悲劇、が売り物でしたが、実際に見たら、
(1)これまでのオールメールに比べて「女性役」の数自体が非常に少ない
(その分、クレシダのせりふが非常に多い)
(2)戦争もののため、女性役の活躍シーン自体がが少ない
(3)女性同士のコンビが少なくて弱い立場のまま
と言うのが第一印象。