井上さん版「オセロ」は蜷川さんアイテム総動員のスペクタクル系舞台
新橋演舞場
歌舞伎役者さんと「オセロ」はちょっと曰くが多くて、團十郎さんも
日程と海老蔵さんイヤーゴー、朝海さんデズデまで発表されてたのが
團十郎さんが体調崩されて公演がとりやめになり、残念にもそのまま
お亡くなりになった経緯もあり、また今回の公演も芝翫さんオセロに
今井翼さんイヤーゴーと発表後に、今井さん体調不良でJの後輩が
代役に立たれました(のちに今井さん治療のため事務所退所も発表)
まあ個人的にはメインは、井上尊晶さんが蜷川さん亡きあと、初めて
ピンで演出に挑むシェイクスピア、と言う事で、河合新訳使うのは
師匠と異なりますが(藤原くん2003年版「ハムレット」は河合新訳
でしたが)、あとは美術・中越さん、照明・原田さん、衣装が前田
さんと鉄板の蜷川組スタッフ。
さらにキャストにも辻さん、廣田さん、大石さんに二反田さん、
更にさらに塚本さん、河内さん、澤さんと蜷川さん舞台に欠かせ
なかった役者さんたちが結集で(河内さんなど「カクシンハン」
看板役者が台詞の少ない脇何役も兼ねるという贅沢)、ここに
鋼太郎さんがいないのが不思議だったくらいでした。
ただし、芝翫さんがちょっと鋼太郎さんヤバイですよとお伝えしたい
くらいの迫力だったことは後述します。