カテゴリー「歌舞伎」の記事

2017.07.16

「七月大歌舞伎」(昼の部)を観る

「七月大歌舞伎」(昼の部)

「七月大歌舞伎」(昼の部)

外題を付けるなら「市川海老蔵奮闘公演」
全く昼夜出っ放し。

個人的には「矢ノ根」「連獅子」興味がわかず、「加賀鳶」のみ拝見

六代目が気合い入れてされていたとか、默阿弥先生の明治期の生世話の
傑作と言われても、正直、この「勢揃」「長屋」「捕り物」だけ
説明なしでやられても、個人的にはあまり面白みは感じません。

惻物的笑い以上に深まるものがないのと、梅吉と道玄の一人二役の
コントラストくらいしか判らないですし。

確かに海老蔵さん頑張ってましたし、中車さんも松蔵をしっかり
つとめておいででしたし、右之助改め斎入さんのお兼は溌剌とした
悪婆ぶり(笑)でしたから、みどころは掴んでいたのだとは思いますが。

こう言うのこそ、たまにはもう少し話の筋が判る通し的上演を見て
みたいものです

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2017.06.24

「六月大歌舞伎」(夜の部)を観る

昼と同じ日に夜チケットを取っていたため、引き続き体調不良(苦笑)
昼からガッツリ系3本立ては、色々な意味でかなり厳しく、残念残念。

「鎌倉三大記〜絹川村閑居」
これも「弁慶上使」同様、前段が判らないまま始まり、その後の
展開も判らないまま終わるので、いつもモヤモヤ。
そもそも浄瑠璃がなかなか聞き取れないのが難点。

幸四郎さん、雀右衛門さん、松也さんに吉弥さん、門之助さん、
秀太郎さんとキャストは素晴らしく、衛星劇場かNHKがオンエア
してくれたらちゃんと見ます(そっち)

「御所五郎蔵」
体調悪くてもここで完全覚醒しました(笑)
仁左さんの五郎蔵、恰好良すぎ。
まるで国貞の浮世絵のようで、勿論のように舞台写真購入しました。

正直、これを見られただけでチケット代ペイしてます。
下記の通り、ここでも米吉くん大健闘。
色気とか、存在感とはちょっと違う、器量と言うか。
いわゆる「時分の花」と言う感じでしょうか。

勿論、左団次さん、雀右衛門さんら、しっかりした先輩方あってこそ
ですが、益々の活躍が楽しみです。

と言うわけで、さすがに「一本刀〜」はパスして帰宅。
今月は猿之助さんを見逃しました

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2017.06.22

「六月大歌舞伎」(昼の部「弁慶上使」)を観る

「六月大歌舞伎」(昼の部「弁慶上使」)を観る
昼は体調も良くなく「弁慶上使」のみ。

しかしこの芝居、古典の醍醐味た、吉右衛門さんの名演だ、みんな
アタマでは判るんですが、何度見ても苦手な一つです。

更に今回は体調良くない分、集中力を求められる台詞劇は辛かった…

米吉くんの2役が素晴らしかったのがせめてもの救い?で、夜の
「五郎蔵」の逢州ともども今月の成果でした。。

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2017.05.18

獅童くん病気治療で6〜7月休演。七月の歌舞伎座演目が変更に

病気治療で休演ニュースにはびっくりしました。

また七月公演、歌舞伎座エントランスに掲げてあったのと、
「歌舞伎美人」発表演目、昼の部が大きく変わっています。

主演予定だった「丸橋忠弥」は勿論ですが、海老蔵さんの権太が
発表されていた「すし屋」を含め、「矢の根」以外は変更に。

海老蔵さんと巳之助くんの「連獅子」は、長身二人が並んで見せる
毛振りはさぞかしな迫力が予想されますね。

それにしても、金髪だのモヒカンだのとファッションを含めて若い
若いと思っていた獅童くんが、初期とは言いながら病気療養で休演
とは、こちらも年を取るはずです(苦笑)

早いご復帰を。

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2015.11.23

「吉例顔見世大歌舞伎」(昼の部/夜の部)を観る

「吉例顔見世大歌舞伎」(昼の部/夜の部)を観る

「吉例顔見世大歌舞伎」(昼の部/夜の部)を観る

「吉例顔見世大歌舞伎」(昼の部/夜の部)を観る

このところ歌舞伎座の日程運が悪く、今月も急用ができ、昼の最初、
楽しみにしていた染五郎さんの「実盛」を見逃し、夜も切り上げ
なければならず、「勧進帳」以降を見られませんでした。
と言う訳で、見たのは「御所五郎蔵」と「お目見え挨拶」と「仙石屋敷」のみ。

一番良かったのは「仙石屋敷」で、滅多にかからない演目だそうですが
真山青果もので、途中寝なかったのは、多分初めて(笑)
男気(おとこぎ)と潔い覚悟と親子の別れを描いて、予想以上素晴らしく
涙腺緩むし、面白かったです。
役者のうまさも勿論あります。
仁左衛門さんの沈着冷静な大石、千之助くんの(大きくなった〜!)
主税の健気さ、片市(片岡市蔵)さんのセリフ明晰な吉田忠左衛門、
そして梅玉さんの仙石伯耆守の緩急自在さ、いずれもやり過ぎず、かつ
セリフに振り回されず、真山劇にありがちな単調さ(苦笑)がなくて
本当に良かったです

順番は逆になりますが「御所五郎蔵」は菊五郎さん、左団次さん、
孝太郎さんの逢州、仁左衛門さんの甲屋と、磐石の体制。
まあ、あの短い間に全部のストーリー全体を理解するのは難しいけど
まあよし。

「お目見え」は勘玄くんのちっささが何より(笑)
それでもいつかは「厄払いのニラミ」をきかせるようになるのでしょうね〜
扇の置き方がパパと完全シンクロで、やはり「親子」でした。

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2015.09.24

「秀山祭九月大歌舞伎(夜の部)」を観る

行ってきました、私の歌舞伎演目のうちでベスト5に入る「先代萩」、
しかも玉三郎さんが政岡で、吉右衛門さんが弾正です。

「竹の間」は何時も通りでしたが、「御殿」で私は久しぶりに「飯炊き」を
見ました。
昔、歌右衛門さんがなさった時に、まあ長いこと長いこと、と進まなさに
呆然としたのを覚えていましたが、こちらが慣れたのか、玉三郎さんの
見せ方がお上手なのか、今回は然程苦痛でもなく、またこの場のやりとりの
おかげで、次の展開での千松の哀れが余計感じられる効果がありましたし
勿論、子役2人が上手でとても良かったです。

また今回は松島を出さず、八汐と沖ノ井2名体制でしたが、何でも上手い
マルチプレイヤー、歌六さんが今回も八汐を見事に見せて下さいましたし、
菊之助さんの沖ノ井が立派で格好良かったです。
更に今回は小槙を出したので、栄御前の勘違いが良く判りました。

「床下」での吉右衛門さんの弾正は顔の様子も含めて素晴らしく、
面灯と映る横顔の写真をうかうか購入しちゃいました(笑)
後半は一転、活歴バージョン、弾正に妖力がないのがやや残念ですが(笑)、
歌六さんが今度は外記で善人役でもう一働き。
染五郎さんが勝元で鮮やかな裁き役。
下手すると本当に持たない長セリフですが、ちょっと滑りますが、
爽やかさはこの方の身上ですね。

あっという間の4時間、良かった良かった

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2015.08.09

「八月納涼歌舞伎」(一部&二部)を観る

「八月納涼歌舞伎」(一部&二部)を観る

「八月納涼歌舞伎」(一部&二部)を観る

「八月納涼歌舞伎」(一部&二部)を観る

今月は恒例三部制。
三部に惹かれず、一部二部のみを舞踊抜きでまとめて鑑賞。

まずは「おちくぼ物語」
和製「シンデレラ」で、昔読んだ覚えがありますが、歌舞伎になって
いるとは知りませんでした。
七之助くんの姫に隼人くんのプリンス。
七之助くんは先月のガチな神様の印象が余りに強くて、何だかたおやかな
お姫様も今に剣を抜いて戦いそうで(笑)
隼人くんの平安プリンス姿は多分初めて見ましたが、ちょっと顔の拵えが
濃すぎか、細面のイケメンぶりが活かされず…。
高麗蔵さんの継母っぷり、三の姫(鴈成さん?)、四の姫(國久さん?)のいずれもの意外なまでに
端正なお姫様ぶりなど脇がしっかりしていて、おとぎ話らしいユルユルな
展開も何とか気にせず見られました(笑)

次の「松羽目もの」は見ずに二部に突入。
今度は古典「ひらがな盛衰記〜逆櫓」

橋之助さん、彌十郎さん、児太郎さんらが熱演。
しかし最大の問題は、私がこのハナシを何度見ても理解できない事(苦笑)
樋口(松右衛門)の義父・権四郎が呆気なく裏切るのも納得できないし
捕まるまでの立ち回りが何か取ってつけたよう。
畠山も出てくるだけだし(笑)

橋之助さんは何だか叫ぶばかりの一本調子なのも拍車かけたかも。
児太郎くんが良いのと、橋之助家三兄弟のうち、長男の国生くんが
痩せて声はパパそっくり、顔もいい感じになってきたのが収穫でしょうか
(て言うか、国生くん、もう19歳なんだ!)

どうも先月今月と歌舞伎座はちょっとノレないまま終了。

来月は夜が大好きな「先代萩」だし、10月は玉三郎さんで「阿古屋」やる
ようだし、秋が楽しみです
最後の写真は木挽町広場で見かけた衝撃的な一枚(笑)

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2015.03.08

「三月大歌舞伎」(昼の部)を観る

「三月大歌舞伎」(昼の部)を観る

「三月大歌舞伎」(昼の部)を観る

歌舞伎座。
私には一番思い入れのある歌舞伎作品「菅原伝授〜」のほぼ通し。
前回の歌舞伎座通しと、菅丞相の仁左衛門さん以外の周りがグッと
若返った配役だったので、ちょっと心配はしてましたが、役や器(劇場)が
役者を育てるのか、先輩方に支えられながら若手も随分頑張ってました。
まあ、最近の歌舞伎役者の年齢分布を見れば、若返らざるを得ないと言う
事情はあるんですが…

昼は「道明寺」まで。

「加茂堤」は菊之助くん桜丸に梅枝くん八重、壱太郎くん苅屋姫。
菊之助くんが美しいですが、梅枝くんも良いです!
女形らしくなってきましたね〜

「筆法伝授」は染五郎くんの源蔵に、またも梅枝くんが今度は戸浪で登場。
(良いけど、他の女形、どうした、な感も)
魁春さんの園生の前が全体を引き締め、橘太郎さんの左中弁がやりすぎ
ない三枚目ぶりで、場に柔らかい空気を流します。
ここを見ると、「寺子屋」へ綺麗に繋がるのも好きです。

長めの休憩を挟んで「道明寺」
秀太郎さんが覚寿を初役とは思いませんでしたが、娘たちや家臣への威厳、
甥・道真の身の上を気遣う優しさ、更に立ち回りとこの場面を支える役に
ぴったりでした

仁左衛門さんは白装束の「木像」と紫衣装の「本物」の、実に緩やかな(笑)
早替わり。
壱太郎さんの苅屋姫との別れの場面には思わずウルウル。
先代・仁左衛門さんの国立劇場での、今や「伝説」と言える菅丞相の
同じ場面に比べれば、娘への思いがほんの少し生々しい表に出た印象
でしたが。

菊之助くんが輝国で華を添えていました。

夜の部も楽しみですが、余りに良くて、昼の部、追加しちゃいました(笑)

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2015.01.11

「初春大歌舞伎」(夜の部)を観る

続いて夜の部。
最初は「番町皿屋敷」
実は初見
皿屋敷と言うので「いちまいにまい♪…」の怪談話を正月から吉右衛門さんで
やるんだ〜と完全に誤解してました(苦笑)

違いました。
「半七捕物帖」岡本綺堂作の新歌舞伎で、怪談でなくて悲恋もの、でした。

最初に青山播磨と敵対する町奴、幡随院長兵衛の一の子分、放駒四郎兵衛
との小競り合いをおばさんの真弓に止められる。
この話がどんな風に本編に関係するかと思ったら、「縁談がある」って
事なんですね、多分。
私は「山王(番町あたり)は山の手」と言うセリフが当時の江戸のエリア
感を表していて面白かったです。
幡随院は例の「極付〜」では主人公、「鈴ヶ森」にも登場で、だいたいは
いい人役ですが、この播磨くんは敵対する水野方。
吉右衛門さんは長兵衛もされますしね。

で、要は縁談があると聞かされて心穏やかでない菊が、「割ったらお手
打ち」の皿をわざと割って播磨くんがどれだけアタシに本気か調べてやる、
みたいな事を考えちゃったのが不幸。
しかもハプニングなら全然〜と寛容なところを見せた播磨が、ホントは
菊が自分の本気を信じてくれなかったのが許せなくて菊を殺してしまう
って言う心理を描くところが新歌舞伎。
播磨が残りの皿を刀の束でバリンバリンと割っていくところが壮絶でした。
吉右衛門さんと芝雀さんがこの25歳と10代のカップルを演じてみせるところが
凄い。
奴権次役の吉之助さんが活躍し、用人・十太夫役の橘三郎さんが良い味わい
でした。

次が「女暫」
玉三郎さんです。
舞台番に吉右衛門さんが付き合うのが大ご馳走。
出演者が多すぎて、全員は不明でしたが、上記お二人のほか、歌六さんの
範頼の迫力、錦之助さんの清水冠者が艶やかさ、男女蔵さんの成田が声の
響き、又五郎さんの震斎の軽妙さが印象的でした。
そうそう、團子くんが茶後見で登場してました。

最後が猿之助さんが満を持しての新歌舞伎座初登場「黒塚」
私はもう少し能っぽい内容を想像してましたが、完全にオリジナル舞踊
もので、2景以降完全に従いていけず。
ん〜、やはりミニマムな能で見慣れると、どうも歌舞伎舞踊は説明と加わる
フリンジが多すぎてお腹いっぱいになります。
勘九郎くんの阿闍梨姿が素晴らしく凛々しかったのが個人的にはツボでした。

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「初春大歌舞伎」(昼の部)を観る

「初春大歌舞伎」(昼の部)を観る

「初春大歌舞伎」(昼の部)を観る

「初春大歌舞伎」(昼の部)を観る

今年最初の歌舞伎座です。
写真には写りませんでしたが、正面に大きな門松があり、入った所に
凧や餅花をあしらった正月らしい飾り付けがありました。

昼の部はまず若手による「金閣寺」
染五郎さんの大膳、七之助くんの幸姫、勘九郎くんの藤吉、笑也さんの直信。
いやホントに若い。
キレイだけど、やはり歌舞伎座のハコの威力、セットのパワーには勝てない
感じで、最後まで小ぶりな印象でした。
次が「蜘蛛の拍子舞」
勘九郎/七之助兄弟は2演目連続登場。
特に勘九郎さんはどちらも生締の役柄でちょっと見え方に違いが薄くて
損したかも。
これはつまりは「土蜘蛛」ですが、玉三郎さんの美しさと、豹変ぶりを楽しむ
作品。
玉三郎さんは以前、「振袖始」だか「茨木」だかで、初めて青隈引いて
現れた時には「女形なのに〜」と随分びっくりしましたが、今回も慣れた
とは言え、どなた様?なほどシッカリ隈で別人、でした。

楽しかったのは巨大蜘蛛役者さんで、手足を使って見得も切るし、器用に
階段登り降りするし、かなりの達者な役者さんがなさっているとお見受け
しました。
最後に染五郎さん演じる坂田金時が登場しましたが、顔の印象がどちらかと
言うとパパより吉右衛門さん似でびっくりしつつ、大きな役者ぶりに感心
しました。

最後の「一本刀〜」は苦手なジャンルなのでパス。

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